脚本きゃくほん家かの橋田はしだ壽ひさし賀子かこさん死去しきょ「おしん」など手てがける 95歳さい

「あまりの急きゅうなことに今いまはまだ嘘うそではないかと思おもう気持きもちです。渡わたる世間せけんは鬼おにばかりは自分じぶんの人生じんせいの中なかでもとても大おおきな仕事しごとで、先生せんせいと一緒いっしょにやってこれて本当ほんとうに感謝かんしゃしかありません。自分じぶんの中なかではいつも元気げんきな橋田はしだ先生せんせいのイメージです。すいません、ショックでまだうまくまとめられません」

主人公しゅじんこうのおしんは「阿おもね信しん」と訳やくされ、どんな苦境くきょうに直面ちょくめんしても強つよく生いきる姿すがたが中国人ちゅうごくじんの心こころをつかみました。

過去かこには当時とうじ、国家こっか主席しゅせきだった胡錦涛こきんとう氏しが、日本にっぽん訪問ほうもんを前まえにした2008年ねん、メディアとの会見かいけんで日本人にっぽんじんに対にたいする印象いんしょうを聞きかれた際さいに「おしん」について言及げんきゅうし、「主人公しゅじんこうが強つよい信念しんねんで物事ものごとを成し遂なしとげていく精神せいしんに深ふかい印象いんしょうを持もった」と話はなしていました。

このうちロケ地ちの1つ、山形やまがた県けん酒田さかた市しの男性だんせいは「びっくりしました。『おしん』は酒田さかたにとって特別とくべつで、亡なくなったといっても実感じっかんがわきません」と話はなしていました。

また別べつの女性じょせいは「『おしん』が放送ほうそうされた当時とうじは会社かいしゃに勤つとめていて、みんなで休憩きゅうけい室しつで見みていたのを覚おぼえています。『おしん』といえば酒田さかたですから、いつまでも記憶きおくに残のこってほしいドラマです。残念ざんねんです」と話はなしていました。

豊中とよなか市しの49歳さいの会社かいしゃ員いんの男性だんせいは「大阪おおさかで育そだったことは知しりませんでしたが、ゆかりの有名人ゆうめいじんが亡なくなるのは残念ざんねんです。『おしん』などの重厚じゅうこう感かんのある作品さくひんや『渡わたる世間せけんは鬼おにばかり』といった人情にんじょう味みのある作品さくひんまで、さまざまな作品さくひんを残のこした20世紀せいきを代表だいひょうする脚本きゃくほん家かの1人にんだったと思おもいます。これからも多おおくの仕事しごとをされると思おもっていたので、心こころからお悔おくやみを申し上もうしあげたいです」と話はなしていました。

京都きょうと市しの69歳さいの女性じょせいは「橋田はしださんが脚本きゃくほんを書かいたドラマが好すきで、よく見みていたので驚おどろきました。日常にちじょうにある小ちいさな感情かんじょうのすれ違すれちがいなど、自分じぶんにとっても共感きょうかんができる描写びょうしゃが魅力みりょく的てきで、亡なくなったと聞きいて残念ざんねんに思おもいます」と話はなしていました。

大阪おおさか 北きた区くの30歳さいの男性だんせいは「新あたらしいものを取り入とりいれた作品さくひんを次々つぎつぎに生み出うみだされていて、最近さいきんも『おしん』を見みたばかりでした。すばらしい作品さくひんをありがとうございました。お疲おつかれさまでしたと言いいたいです」と話はなしていました。

50代だいの女性じょせいは「元気げんきだと思おもっていたのでびっくりしました。『おしん』は、みんなテレビにくぎづけ状態じょうたいでした。庶民しょみんの生活せいかつなどをよく見みて、きちんと表現ひょうげんしているなと思おもっていました」と話はなしていました。

80代だいの女性じょせいは「『渡わたる世間せけんは鬼おにばかり』が楽たのしみでファンでした。嫁よめしゅうとめは難むずかしいところがあるんだなあというところを感かんじながら見みていました。私わたしも義理ぎりの親おやと住すんでおり、よい両親りょうしんでしたが、それでもやはりいろいろありますから。ご冥福めいふくを祈いのるばかりです」と話はなしていました。

30代だいの女性じょせいは「『渡わたる世間せけんは鬼おにばかり』は子こどもながらに衝撃しょうげき的てきでした。今いまはあまりない番組ばんぐみなので、何なにかひとつ時代じだいが終おわったような感かんじがあります」と話はなしていました。

50代だいの男性だんせいは「厳きびしい芸能げいのう界かいの中なかで、女性じょせいとして第一線だいいっせんで長ながくやってこられたと思おもいます。最近さいきん、芸能げいのう界かいで偉大いだいな方ほうが立て続たてつづけに亡なくなっているので『またか』という気持きもちがあります」と話はなしていました。