皇居で
2日、
一般参賀が
行われ、
天皇陛下が「
わが国と
世界の
人々の
安寧と
幸せを
祈ります」とあいさつされました。ことし
4月の
天皇陛下の
退位を
前に、
両陛下が
天皇皇后として
参賀に
応えられるのは
2日が
最後で、ことしの
参賀には
平成に
入って
最も多い15
万人余りが
訪れました。
2日の東京は快晴の天気となり、皇居の正門には開門前の時点で去年を大幅に上回る3万人余りが集まりました。
このため予定より15分早く午前9時15分に門が開けられ、待っていた人たちは二重橋を通って宮殿の前に向かいました。
宮内庁は、大勢の人が詰めかけたため天皇ご一家が参賀に応えられる回数を1回増やして6回とし、両陛下は皇太子ご夫妻など皇族方とともに宮殿のベランダに立ち、訪れた人たちに笑顔で手を振って応えられました。
天皇陛下は「新年おめでとう。晴れ渡った空の下、皆さんとともに新年を祝うことを誠に喜ばしく思います。本年が少しでも多くの人々にとり、よい年となるよう願っています。年頭に当たり、わが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」とあいさつされました。
ことし4月の天皇陛下の退位を前に、両陛下が天皇皇后として参賀に応えられるのは2日が最後で、6回目が終わったあとも訪れる人の列が続きました。
これを受けて両陛下の強い希望で7回目のお出ましが追加され、天皇ご一家は宮殿前に残っていた4000人余りの人たちと新年を祝われました。
宮内庁によりますと、ことしの一般参賀には平成に入って最も多かった去年を3万人近く上回る15万4000人余りが訪れたということです。