天皇陛下は
退位を
前にした
残り4か月も
皇后さまとともに、
先の
大戦の
犠牲者や
沖縄に
心を
寄せられて
いくことになり
そうです。
関係者によりますと、
天皇陛下は
退位を
4月に
控えた
今月21
日、
神奈川県の
葉山御用邸での
静養に
入る前に、
皇后さまと
横須賀市の
観音崎公園を
訪ねられます。
ここには太平洋戦争で犠牲になった民間の船員らの慰霊碑があり、両陛下は6万人以上の名簿が納められた慰霊碑に花を手向けて犠牲者を追悼されるということです。
また両陛下の意向を受けて、3月に東京都内で、心を寄せ続けてきた沖縄に伝わる古典芸能の公演を鑑賞されることも検討されているということです。
天皇陛下は先月の記者会見でも「沖縄の人々が耐え続けた犠牲に心を寄せていくとの私どもの思いは、これからも変わることはありません」と述べるとともに「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに心から安どしています」などと語り、戦争の歴史や平和への思いを表されています。
宮内庁の関係者の一人は「最後まで戦争の犠牲者や沖縄に心を寄せられようとする両陛下のお気持ちの強さに驚くばかりだ」と話しています。