関東の
大学対抗で
競う「
箱根駅伝」は
復路の
レースが
行われ、
2日の
往路で
2位だった
東海大が
逆転で
初めての
総合優勝を
果たしました。
総合5連覇を
目指した
青山学院大は
2位でした。95
回目と
なる箱根駅伝には
オープン参加の
関東学生連合を
含む23
チームが
出場し、
3日の
復路は
神奈川県箱根町から
東京 大手町までの
5つの
区間、109.6
キロの
コースで
争われました。
往路優勝の東洋大から1分14秒差の2位で復路をスタートした東海大は、3日の2つ目の区間となる7区で阪口竜平選手が東洋大との差を4秒まで大きく縮めました。
続く8区では、3年生の小松陽平選手がすぐに東洋大の選手に追いつきそのまま並んで走り、15キロ付近で仕掛けて一気に突き放しました。
小松選手は区間記録を22年ぶりに更新する走りで東洋大を51秒リードして9区の選手にたすきをつなぎました。
東海大はこのあとも安定した走りで逃げきり、10時間52分9秒の大会新記録のタイムで初めての総合優勝を果たしました。
総合5連覇を目指した青山学院大は復路を6位でスタートし、6区、7区、9区で区間トップの走りを見せて復路では優勝しましたが、往路での遅れが響き2位でした。
3位は往路を制した東洋大でした。
東海大 両角速監督「挑戦すること諦めなかった」
東海大の両角速監督は初の総合優勝について「信じられないような心境だが非常にうれしい。10人の選手が自分のやってきたことに自信を持って、きちんとそれを発揮できた。挑戦することを諦めなかった学生たちの姿勢が生きてうれしく思う」と感慨深そうに話しました。
8区で区間記録を更新する走りで東洋大を逆転した小松陽平選手は、15キロ付近で仕掛けて抜け出した場面について「9区と10区の選手に楽に走ってもらいたいと思い、自分で勝負を決めようと前に出た」と話し、初めて出場した箱根駅伝について「これ以上ない最高の駅伝だった」と笑顔で話していました。