在日アメリカ軍のトップが
記者会見を
開き、
中国の
技術力の
急速な
向上や
東シナ海や
南シナ海での
活動に
警戒感を
示したうえで、アメリカ
軍の
即応力の
必要性は
高まっているとして、
在日アメリカ
軍の
重要性を
強調しました。
在日アメリカ軍トップのマルティネス
司令官は
9日午後、
都内の
日本記者クラブで
記者会見を
開きました。
この中で、「中国は技術力を急速に向上させ、東シナ海や南シナ海でより積極的な活動を展開している」と述べて、活発化する中国軍の活動に警戒感を示しました。
そのうえで、「アメリカ軍は、脅しや威圧で他国の経済や外交に影響を及ぼそうとする国への抑止力であり、即応力の必要性はかつてなく高まっている」として、在日アメリカ軍の重要性を強調しました。
また、沖縄の普天間基地の名護市辺野古沖への移設について「日本と太平洋の平和を守るアメリカの使命を果たすことにつながる」と述べました。
一方、北方領土交渉をめぐりロシア側から北方領土にアメリカ軍基地が置かれる可能性に懸念を示す指摘が出ていることに関連して、将来的な駐留の可能性を問われたのに対し、「現在、アメリカがこれらの島に戦力を置く計画はない」と明らかにしました。