国連のFAO=国連食糧農業機関は、食べ物がないため栄養が足りなくて苦しんでいる人が世界に8億500万人いると発表しました。これは世界の人の約11%です。
アフリカでは争いや災害などがあって、食べ物がない人たちがまだ大勢います。特にサハラ砂漠より南は世界で最もひどくて、25%の人が苦しんでいます。人口が増えている南アジアや、争いが続いている中東にも、苦しんでいる人が大勢いる所があります。
国連は2015年までに、食べ物がなくて栄養が足りない人の割合を1990年の半分にしようと計画しています。しかし、アフリカや中東などでは難しいと国連は考えていて、世界の国にもっと協力してほしいと言っています。