最初の新幹線、東海道新幹線「0系」のいちばん前の車両は、今まで大阪の交通科学博物館にありました。
この車両を約40km離れた工場に運ぶことになりました。色を塗ってきれいにしたり、古くなったところを直したりするためです。
6日、車両を1m持ち上げて、トレーラーに載せました。車両は長さが25m、重さが約30tあります。載せるまで3時間かかりました。
トレーラーは、道を走る車が少なくなった7日午前1時に出発しました。交差点ではゆっくり曲がっていました。
途中の道には大勢の人たちが待っていて、新幹線が道を通る珍しい様子を写真に撮っていました。新幹線は午前3時ごろ工場に着きました。
来年の夏ごろ、きれいになった新幹線を京都に新しくできる鉄道博物館に運ぶ予定です。