일본어 뉴스: 新型コロナ対策検証有識者会議が初会合議論踏まえ見直しも

新型しんがたコロナ対策たいさく検証けんしょう有識者ゆうしきしゃ会議かいぎが初はつ会合かいごう議論ぎろん踏ふまえ見直みなおしも

May 11, 2022 12:05 2

Furigana

これまでの新型しんがたコロナ対策たいさくを検証けんしょうする政府せいふの有識者ゆうしきしゃ会議かいぎの初はつ会合かいごうが開ひらかれ、山際やまぎわ担当たんとう大臣だいじんは、会議かいぎでの議論ぎろんを踏ふまえ新型しんがたコロナ対策たいさくを見直みなおしていく考かんがえを示しめしました。

東京とうきょう永田町ながたちょうの合同ごうどう庁舎ちょうしゃで開ひらかれた初はつ会合かいごうには、座長ざちょうを務つとめる自治じち医科いか大学だいがく学長がくちょうの永井ながい良三りょうぞう氏しや社会しゃかい学者がくしゃの古市ふるいち憲けん寿ひさし氏し、東京とうきょう大学だいがく大学院だいがくいんの教授きょうじゅで憲法けんぽうが専門せんもんの宍戸ししど常つね寿ひさし氏しらが出席しゅっせきしました。

この中なかで、山際やまぎわ新型しんがたコロナ対策たいさく担当たんとう大臣だいじんは「この2年ねん数すうか月かげつにわたって人類じんるいはコロナと戦たたかってきた。これまで、どういう戦たたかいをしてきたかをしっかりと検証けんしょうしたうえで次つぎに備そなえていく必要ひつようがある」と述のべ、会議かいぎでの議論ぎろんを踏ふまえ、新型しんがたコロナ対策たいさくを見直みなおしていく考かんがえを示しめしました。

会議かいぎでは岸田きしだ総理そうり大臣だいじんが、来月らいげつまでに感染かんせん症しょう危機きき管理かんりの抜本ばっぽん的てき強化きょうか策さくを取とりまとめる考かんがえを示しめしていることから、感染かんせん拡大かくだい時じにひっ迫ひっぱくした医療いりょう提供ていきょう体制たいせいや保健所ほけんじょの機能きのう強化きょうかのほか、ワクチンや治療ちりょう薬やくの生産せいさん・確保かくほの体制たいせいなどについて課題かだいを洗い出あらいだし、将来しょうらいの感染かんせん拡大かくだいに備そなえる方策ほうさくを検討けんとうしていくことにしています。

古市ふるいち憲けん寿ひさし氏し「医療いりょう体制たいせいをもっと整備せいびしておけば」

社会しゃかい学者がくしゃの古市ふるいち憲けん寿ひさし氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「医療いりょう体制たいせいをもっと整備せいびしておけば、国民こくみんへの自粛じしゅくを呼よびかけずに済すんだ局面きょくめんがあった。もう1回かい、パンデミックが起おきた場合ばあいに同おなじような間違まちがいや私権しけん制限せいげんが繰り返くりかえされなければいいと思おもう。この会議かいぎを通をつうじて2年間ねんかんの新型しんがたコロナ対応たいおうを後世こうせいに残のこす意味いみは大おおきい」と述のべました。

宍戸ししど常つね寿ひさし氏し「足たりない部分ぶぶん検証けんしょうし必要ひつようなこと提言ていげん」

東京とうきょう大学だいがく大学院だいがくいんの教授きょうじゅで憲法けんぽうが専門せんもんの宍戸ししど常つね寿ひさし氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「感染かんせん者しゃとそれ以外いがいの人ひとの状況じょうきょうや、社会しゃかい全体ぜんたいの状況じょうきょうについて、どういう情報じょうほうを把握はあくして分析ぶんせきし、政策せいさくの効果こうかを出だせるのかが基本きほん的てきな課題かだいだという意識いしきを持もっている。足たりない部分ぶぶんがあるかどうかを検証けんしょうし、必要ひつようなことを提言ていげんするのがこの会議かいぎの役割やくわりだと思おもっている」と述のべました。

官房かんぼう長官ちょうかん「議論ぎろん踏ふまえ次つぎの感染かんせん症しょう危機ききに備そなえる」

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかんは午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで「新型しんがたコロナ対策たいさくについて、ことし6月つきを目途もくとにこれまでの対応たいおうを客観きゃっかん的てきに評価ひょうかしたうえで、危機ききに迅速じんそく、的確てきかくに対応たいおうするための司令しれい塔とう機能きのうの強化きょうかや感染かんせん症しょう法ほうの在り方ありかた、保健ほけん医療いりょう体制たいせいの確保かくほなど中ちゅう長期ちょうき的てき観点かんてんから必要ひつような対応たいおうを取とりまとめることを目指めざしている。今後こんごの有識者ゆうしきしゃ会議かいぎでの議論ぎろんなども踏ふまえて、次つぎの感染かんせん症しょう危機ききに備そなえた必要ひつような対応たいおうの取とりまとめを進すすめていきたい」と述のべました。

また、病床びょうしょう確保かくほの実効じっこう性せいを高たかめるため、感染かんせん症しょう法ほうを改正かいせいする必要ひつよう性せいを問とわれたのに対にたいし、「目下めしたのコロナ対応たいおうを適切てきせつに行おこないつつ、対策たいさくの取とりまとめに向むけた過程かていの中なかでさらなる検討けんとうを進すすめていく」と述のべました。