ロシアによるウクライナ
に対する軍事侵攻が
続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交などウクライナ情勢をめぐる11日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
WFP事務局長「新たに4700万人が深刻な飢餓に陥る可能性」
国連のWFP=
世界食糧計画のビーズリー
事務局長は、8
日にSNSに
投稿した
動画の
中で「ウクライナは
世界の
重要な
穀倉地帯であり、4
億人以上に
十分な
食料を
供給している。
しかし市場から
消えたことで
国境を
越えて
影響が
広がり、
食料不足や
価格の
高騰などが
アフリカや
中東、
地中海周辺の
国で
起きている」と
述べ、
具体的に
小麦や
小麦粉の
値段は、レバノンで47%、リビアで15%、パレスチナで14%
上昇していると
指摘しました。
そのうえで「私たちの分析では、ウクライナでの戦争によって世界で新たに4700万人が深刻な飢餓に陥るだろう。ここ数週間の間でも、ペルーやパキスタン、インドネシア、スリランカで食料の価格上昇を引き金に社会不安が起きている。今すぐ行動をしないと大きな代償を払うことになる」と述べ、黒海の港からの輸出の再開や国際社会による資金支援などが必要だと訴えました。
ロシア黒海艦隊に巡航ミサイル搭載の潜水艦
ウクライナ
軍の
報道官は10
日、SNSに
投稿した
動画で「ロシアの
黒海艦隊に、
巡航ミサイルを
積んだ
潜水艦1
隻が
新たに
加わった。ウクライナは、40
発もの
巡航ミサイルが
撃ち込まれる
脅威にさらされている」と
述べ、ロシア
海軍の
動きに
警戒感を
示しました。
ウクライナ軍によりますと、ロシア海軍は、黒海の北西部でウクライナの船舶の航行を妨害しているほか揚陸艇1隻を配置しているということで、引き続き、海上での優勢を確保するねらいがあるとみられます。
また、ウクライナ南部に侵攻したロシア軍の地上部隊の動きについて「一時的に占領した土地や道路、橋などに次々と地雷を仕掛けている」と非難しました。
米 “南部ヘルソン州で約600人が特別な地下室内で拘束の情報”
OSCE=
ヨーロッパ安全保障協力機構を
担当する
アメリカのカーペンター
大使は10
日、オンラインによる
記者会見で、ウクライナ
南部のヘルソン
州について「われわれが
把握している
情報では、
およそ600
人が
特別な
地下室に
拘束されている。
州政府の
建物や
学校だという
詳細な
場所の
情報も
ある」と
述べロシア
軍が、
掌握したとされる
地域で
多くの
住民たちを
拘束していると
指摘しました。
そして「拘束されているのは、民主的に選ばれた議員やジャーナリスト、社会活動家、それにロシアの占領に反対する集会に何らかの形で参加したと見なされた人たちだ」と述べ、反対派の抑え込みがねらいだと強調しました。
さらに「ロシアの治安機関は威圧や脅迫、拘束、さらには、親族を拉致すると脅したり、賄賂を使ったりして、地方の政治家などを取り込もうとしている」と述べロシアが将来的にこの地域を併合することも視野に、かいらいの行政府をつくろうとしているとして警鐘を鳴らしました。
オデーサの海岸では「注意・地雷」の警告も
南部オデーサでは
中心部のいたるところに
設置されていたバリケードの
多くが、ロシア
軍が
東部に
戦力を
集中して
以降撤去され、
公園で
家族連れがくつろぐ
姿も
目立ちます。
ただ「黒海の真珠」と呼ばれる国内有数のリゾート地を訪れる観光客は激減し、多くのホテルや飲食店が営業を停止しています。
また市庁舎や劇場の周辺などには土のうが積まれているほか、港や、観光名所として知られる「ポチョムキンの階段」など海に面した地域の多くは住宅がある人以外は立ち入りが禁止され、検問所が設けられています。
ウクライナ軍の兵士が警戒にあたり、撮影も厳しく禁じられています。
例年、この時期は海水浴客でにぎわうビーチも立ち入りが禁止され、ウクライナ語とロシア語で「注意・地雷」と警告するなど、特に海岸線でウクライナ軍がロシア軍の侵攻に備えて警戒を強めていることがうかがえます。
オデーサの市長 穀物を輸出できない状況に支援訴え
ウクライナ
南部の
港湾都市オデーサのトゥルハノフ
市長が10
日、NHKの
インタビューに
応じ、
港がロシア
軍によって
封鎖され、
穀物が
輸出できない
状況について「
穀物を
輸入する
国々にとって、ウクライナにとって、
世界にとって
悲劇的な
状況だ」と
訴えました。
そのうえで「ロシアの艦船が黒海に展開していることは、オデーサが危険地帯にあることを示しており、オデーサへの攻撃が行われる可能性がある。船の航行よりもまず、国の安全を確保することに関心を寄せている」と述べ、ロシア軍の攻撃に備えることが最優先だと強調しました。
さらに、こうした状況を打開するためには、NATO=北大西洋条約機構が艦船を派遣して防衛にあたるか、ロシア側からオデーサの安全について確約を得なければならないとしたうえで「それが早ければ早いほど、ウクライナの穀物輸出の再開も早くなるだろう」と述べ、国際社会に支援を訴えました。
“核兵器 変わらないか増える”回答が半数近くに NHK世論調査
被爆80年のことし、NHKが行った世論調査で、「現在ある核兵器は今後どうなると思うか」を聞いたところ、「今と変わらないか、むしろ増える」と回答した人が半数近くにのぼりました。専門家は「核なき世界という目標へ具体的な行動をどう起こしていくのか、大きな分岐点に立っている」と指摘しています。
N2
Source: NHK
15
Aug 2, 2025 17:08
高校野球 夏の甲子園 横浜は敦賀気比と初戦【全組み合わせ】
今月5日に甲子園球場で開幕する夏の全国高校野球の組み合わせ抽せんが行われ、春夏連覇を目指す神奈川の横浜は、大会3日目に福井の敦賀気比と対戦することになりました。また大会連覇を目指す京都国際は大会8日目の第1試合で去年のセンバツで初優勝した群馬の高崎健康福祉大高崎と対戦します。記事後半では各チームの初戦のすべての組み合わせをお伝えしています。
N2
Source: NHK
4
Aug 3, 2025 17:08
トランプ大統領 雇用統計の担当局長解任 専門家から批判相次ぐ
アメリカのトランプ大統領が1日に発表された雇用統計で過去の就業者数に関するデータが大幅に下方修正されたことについて政治的に操作されたと一方的に主張し、労働省の担当局長の解任を命じたことに対して、専門家からは「統計の信頼性が損なわれる」などとして、批判が相次いでいます。
Source: NHK
1
Aug 3, 2025 09:08
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