アメリカのバイデン
大統領とトルコのエルドアン
大統領は29
日、NATOの
首脳会議が
開かれているスペインで
会談しました。
会談の冒頭、バイデン大統領は「フィンランドとスウェーデンの状況をまとめてくれたことに感謝したい」と述べ、エルドアン大統領が当初難色を示していた北欧2か国のNATO加盟について、支持に転じたことに直接感謝の意を伝えました。
アメリカとトルコをめぐっては、トルコがロシアから最新鋭の地対空ミサイルシステムを購入したことにアメリカが反発し、最新鋭のステルス戦闘機F35の多国間共同開発計画からトルコを排除したことで関係が冷え込んでいました。
トルコはその後アメリカに対し、F35を提供しない代わりにトルコ軍が所有するF16戦闘機の性能の向上や追加配備に協力するよう求めていましたが、アメリカ政府の高官は29日、記者団に対し「トルコのF16の近代化を完全に支持する」と述べ、前向きな姿勢を示しました。
トルコが北欧2か国の加盟支持に転じた背景には、アメリカがトルコが求める安全保障上の協力を推進する姿勢を示したためではないかとの見方が出ています。
NATO ロシアを「直接的な脅威」と位置づけ
NATOは
今後およそ10
年の
活動指針などをまとめた「
戦略概念」を
採択しました。
この中ではロシアについて
これまでの「
戦略的パートナー」から「もっとも
重大で
直接的な
脅威」と
位置づけ、
加盟国の
防衛態勢を
大幅に
強化するとしています。
G20議長国 インドネシア大統領 ゼレンスキー大統領と会談
G20=
主要20
か国の
議長国を
務めるインドネシアのジョコ
大統領は29
日、ウクライナを
訪問しゼレンスキー
大統領と
会談しました。G20
首脳会議への
招待を
受けたゼレンスキー
大統領は、
どう対応するかは
ほかの
出席者によるとしてロシアのプーチン
大統領が
出席するとしていることに
反発しました。
インドネシアのジョコ大統領は29日、ロシアによる軍事侵攻後アジアの首脳としては初めてウクライナの首都キーウに入り、ゼレンスキー大統領と会談しました。
会談後の共同会見でジョコ大統領は平和的解決が重要だとしたうえで、ことし11月にインドネシアで開かれる予定のG20の首脳会議にゼレンスキー大統領を改めて招待したことを明らかにしました。
これに対してゼレンスキー大統領は「平和の回復にはG20との連携が極めて重要だ」とする一方で、どう対応するかはほかの出席者によるとしてロシアのプーチン大統領が出席するとしていることに反発しました。
シリア 親ロシア派支配地域 独立国家として承認
ウクライナ
東部に
あるドネツク
州とルハンシク
州で
親ロシア
派の
武装勢力が
事実上支配している
一部の
地域について、
中東のシリアは29
日、
独立国家として
一方的に
承認したことを
国営通信を通じて発表しました。
これらの
地域をめぐってはことし2
月にロシアも
一方的に
承認していて、
それ以外の
国で
承認したのは
初めてだということです。
シリアのアサド政権にとってロシアは10年以上にわたって続く内戦で軍事支援を受けるなど「後ろ盾」として頼りにしてきた存在で、今も緊密な関係にあります。今回のシリアによる国家承認を受けてウクライナのゼレンスキー大統領は29日に投稿した動画で「ウクライナとシリアの関係はなくなり、シリアに対する圧力はさらに大きくなる」と強く反発しました。
ウクライナ南部 集合住宅にミサイル攻撃 4人死亡 2人けが
ウクライナの
非常事態庁によりますと、
南部のミコライウ
市で29
日朝、5
階建ての
集合住宅にミサイル
攻撃があり
これまでに4
人が
死亡し、2
人がけがをしたということです。
非常事態庁がSNSで
公開した
映像では、
建物の
半分ほどが
完全に
壊れて
周囲にがれきが
散乱している
様子や、
救急隊員が
クレーンを
使うなどして
建物から
人を
運び出す姿が
確認できます。
ウクライナ兵士など144人が解放
ウクライナ
国防省の
情報総局は29
日、ロシアと
捕虜の
交換を
行い拘束されていたウクライナ
側の
兵士など144
人が
解放されたことをSNSで
明らかにしました。
解放された
人数はロシアが
軍事侵攻を
始めて
以降、
最も多いということで、144
人のうち95
人がウクライナ
東部のマリウポリで
最後の
激戦地となった「アゾフスターリ
製鉄所」でロシア
軍と
戦っていた
兵士などだということです。
また多くの兵士などは銃弾や爆発によるやけど、そして手足の切断などの大けがをしているため緊急治療と心理的なケアを受けているということです。
ウクライナ政府 軍事侵攻からの復興計画示す方針
ウクライナ
政府の
高官は、ロシアの
軍事侵攻からの
復興に
向けた
具体的な
計画について、
来月4
日からスイスで
開かれる
国際会議で
示す
方針を
明らかにするとともに
日本の
支援に
期待を
示しました。
ロシアによる軍事侵攻後、がれきの処理が課題となっているウクライナで日本の震災からの復興の経験を役立ててもらおうというオンラインセミナーが29日、JICA=国際協力機構の主催で開かれました。セミナーにはウクライナ政府や地方自治体の関係者のほか、日本側からは震災からの復興に関わった企業や自治体の担当者など合わせておよそ100人が参加しました。
この中では宮城県東松島市の担当者が例年の110年分にあたるがれきの処理を進めたうえで、災害公営住宅の整備までにおよそ8年がかかったことなどを紹介しました。またがれきの全体量を把握する方法について、日本企業の担当者がドローンや衛星写真を使う方法などを紹介していました。
これに対してウクライナの環境保護・天然資源省のフェドレンコ次官は「貴重な経験を共有してもらい感謝している」と謝意を示したうえで「ウクライナでも復興にむけた動きを始めようとしていて、来週はじめに復興計画も発表する予定だ」と述べ、来月4日からスイスで開かれる国際会議で具体的な復興計画を示す方針を明らかにするとともに日本の支援に期待を示しました。
ウクライナとスイスの政府が主催するこの国際会議は欧米各国なども参加する見通しで、復興に向けた国際社会の支援が本格的に始まるきっかけになると期待されています。
インドネシアの火山で大規模噴火 国内で目立った潮位変化なし
日本時間の2日未明、インドネシアの火山で大規模な噴火が発生しました。気象庁は噴火による津波の有無や日本への影響を調べていますが、午前8時半現在、国内や海外の観測点で目立った潮位の変化は観測されていないということです。
N2
Source: NHK
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Aug 2, 2025 09:08
“核兵器 変わらないか増える”回答が半数近くに NHK世論調査
被爆80年のことし、NHKが行った世論調査で、「現在ある核兵器は今後どうなると思うか」を聞いたところ、「今と変わらないか、むしろ増える」と回答した人が半数近くにのぼりました。専門家は「核なき世界という目標へ具体的な行動をどう起こしていくのか、大きな分岐点に立っている」と指摘しています。
Source: NHK
Aug 2, 2025 17:08
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