芸術の都・ウィーンで今、物議を醸しているのが、この噴水です。
噴水を取り囲む30体以上のオブジェは、人のような形をしていて、どれも独特な姿や表情をしています。
近代的な水道の設立から150年を記念して作られ、かかった費用はおよそ3億円です。
ウィーン市長:「この噴水は、市民の一体感を表していて、ウィーンの水と芸術、街を結ぶシンボルとなるのです」
しかし、高額な費用とその見た目に「高すぎるうえに醜い」「子どもと一緒にこんなところに近付けない」「ウィーンにも“トレビの泉”ができたけど、ふにゃふにゃしていて、ゼラチン製?」など批判が殺到しています。
野党 オーストリア自由党Facebook:「多くの国民は苦しんで節約しなければいけない時にもかかわらず、これは“ぜいたくの泉”だ」
こうした批判をよそに、ウィーン市は「新しい観光スポットになるのではないか」と胸を張っています。