ロシアによる
軍事侵攻が
続くなか、ウクライナのゼレンスキー
大統領は、G7サミットに
参加するため、20
日に
広島に
到着し、G7の4
か国とEU=
ヨーロッパ連合、さらに
招待国のインドの
首脳と
相次いで
会談したと、
自身のSNSで
明らかにしました。
このうちイタリアのメローニ首相との会談では、ウクライナの防空能力の強化、そして政治的支援について議論が行われたとした上で「2国間関係に関する対話を継続することが重要だ」としています。
また、イギリスのスナク首相との会談では、イギリスからの軍事支援について協議したとした上で「2国間の関係のさらなる発展について話し合い、互いの立場を確認した」としています。
このあと行ったインドのモディ首相との会談について、ゼレンスキー大統領は、ロシアの軍事侵攻により甚大な被害が出ていることを訴えた上で、インドによる人道的な支援に感謝を伝えたとしています。
さらにウクライナが和平に向け掲げる10の項目について説明したとしたうえで「すべての自由主義の国が明確に必要としているルールに基づく秩序の回復にインドが参加してくれると信じている」としています。
EU=ヨーロッパ連合のミシェル大統領との会談では、ウクライナの和平に向けて世界的な支持を固めるための具体的な方法などについて議論したとしています。
フランスのマクロン大統領とは定期的に安全保障について意見交換をしているなどとした上で、今回の会談について「有意義な会談で、ウクライナの勝利に向けた動きに自信を与えるものだ」と評価しています。
またドイツのショルツ首相との会談では、ドイツからの軍事支援に感謝を表明するとともに「公平な和平をどのように加速させるかや、G7での共同作業をいかに強化するかについて議論した」としています。
ゼレンスキー大統領は21日、ウクライナ情勢をテーマにしたセッションに参加するほか、岸田総理大臣やアメリカのバイデン大統領や首脳会談を行う予定です。
異例のサミット 警戒を一層強化
開催中のG7
広島サミットは
最終日の21
日、
急きょ来日したウクライナのゼレンスキー
大統領が
出席し、ウクライナ
情勢などを
テーマにしたセッションが
行われる
予定で、サミットのメイン
会場が
ある広島市内を
中心に
交通規制が
行われます。
また、政府関係者によりますとゼレンスキー大統領は広島市の原爆資料館を訪問する方向で調整が進められているということです。
警察は参加国の増加などを想定して準備していた「予備部隊」を投入し、ゼレンスキー大統領の周辺警護にあたっていて、訪問先や移動ルートの沿道などでは、所持品検査などを徹底することにしています。
戦闘が続いている国の指導者がサミットに参加するのは極めて異例で、警察は、テロなど万が一の事態を防ぐため警戒を一層強化し警備にあたる方針です。
総料理長「記憶に残るような料理を」
今回のG7
広島サミットで
首脳らに
提供される
食事の
うち、
洋食メニューの
考案を
担当した、「
西武・プリンスホテルズワールドワイド」の
下井和彦総料理長は、2
か月ほどかけて
試食を
繰り返しながら
食材の
選定などを
行ったといいます。
下井総料理長は「料理には、広島や瀬戸内のものをはじめ、全国の食材を取り入れた。日本にはいい食材がたくさんあるので、いろんな人に知ってもらいたい」と話していました。
また、世界各国からさまざまな人が訪れることから「食べやすさやボリューム感だけではなく、ハラルやビーガンなどの人も喜んで食べてもらえるようなものを作ることに苦労した」と話していました。
下井総料理長は見た目にもこだわったということで、20日の社交ディナーでは、特別に作った広島の海をイメージした飾り皿を使用したほか、平和への祈りを込めてチョコレートで折り鶴を作って提供しました。
さらに、料理にあわせて、四季折々の映像が皿に映し出される演出も施されたということです。
下井総料理長は「おいしかっただけではなく、匂いや見た目など五感で楽しんで食べてもらいたい。プレッシャーは相当あるが、このような場で料理を作れるのは限られた人しかできないので、しっかりと日本を代表するぐらいの気持ちで作っている。1品でも記憶に残るような料理を作りたい」と話していました。
トランプ 大統領 日本からの投資5500億ドルは“契約金”
アメリカのトランプ大統領は関税措置をめぐって日米交渉で合意した日本からの5500億ドルの投資について「契約金のようなものだ。私たちの資金だ」と述べました。一方、中国との貿易協議は合意に近づいているとして合意に至れば年内に中国の習近平国家主席と会談する意向を示しました。
N2
출처: NHK
112
Aug 6, 2025 05:08
広島への原爆投下から80年 核兵器廃絶の声を強く訴える1日に
広島への原爆投下から、6日で80年です。被爆者が高齢化し、体験を直接聞くことが次第に難しくなる中、核兵器をめぐる国際情勢は厳しさを増しています。被爆地・広島は、6日、被爆者たちが一貫して繰り返してきた核兵器廃絶の声を、改めて国内外に強く訴える1日となります。
N2
출처: NHK
38
Aug 6, 2025 07:08