日本新聞: 大谷翔平今シーズン11号ホームランチームは敗れる

大谷おおや翔しょう平たいら今こんシーズン11号ごうホームランチームは敗やぶれる

May 21, 2023 16:05

Furigana

大リーグだいり-ぐ、エンジェルスの大谷おおや翔しょう平ひら選手せんしゅが20日にちのツインズ戦せんに指名しめい打者だしゃで出場しゅつじょうし、豪快ごうかいなフルスイングで2試合しあいぶりとなる今こんシーズン11号ごうホームランを打うちましたが、チームは敗やぶれました。

大谷おおや選手せんしゅは20日にち、本拠地ほんきょちアナハイムで前田まえだ健太けんた投手とうしゅが所属しょぞくするツインズとの試合しあいに3番ばん・指名しめい打者だしゃで先発せんぱつ出場しゅつじょうしました。

1回かいの第だい1打席だせきは見逃みのがしの三振さんしん、3回かいの第だい2打席だせきは初球しょきゅうを打うって二に遊間かんへの鋭するどい当あたりでしたが、ショートゴロでアウトとなりました。

1対たい4で迎むかえた6回かいは、先頭せんとうバッターで第だい3打席だせきに立たちフルカウントから、6球きゅう目めの速球そっきゅうをフルスイングして右中間うちゅうかんに運はこび、今こんシーズン11号ごうとなるソロホームランを打うちました。

大谷おおや選手せんしゅのホームランは2試合しあいぶりで、打球だきゅう速度そくどが164.9キロ、飛ひ距離きょりは126.1メートルで、打うった瞬間しゅんかんにホームランとわかる豪快ごうかいな1打だでした。

このあと7回かいの第だい4打席だせきは2アウト三塁さんるいのチャンスで変化球へんかきゅうにタイミングを外はずされて空振からぶり三振さんしんに倒たおれ、大谷おおや選手せんしゅはこの試合しあい、4打数だすう1安打あんだ1打点だてんで、打率だりつは2割わり8分ふん6厘りんとなりました。

エンジェルスは7回かいに守備しゅびの乱みだれも絡からんで、ツインズに2点てんを追加ついかされ2対たい6で敗やぶれました。

大谷おおや選手せんしゅは21日にちのツインズ戦せんに、今こんシーズン6勝しょう目めをかけて先発せんぱつ登板とうばんする予定よていです。

ホームラン後ごのかぶとバットボーイから

この試合しあいで大谷おおや選手せんしゅは、エンジェルスの恒例こうれいとなっているホームラン後ごのかぶとをかぶるパフォーマンスで、球団きゅうだんスタッフのバットボーイからかぶとをかぶせてもらいました。

これまでは、チームのムードメーカーだった控ひかえの外野がいや手しゅのフィリップス選手せんしゅがベンチ前まえでかぶとを持もってホームランを打うった選手せんしゅを出迎でむかえていました。

しかし、この試合しあいから内野ないや手しゅのウォルシュ選手せんしゅが復帰ふっきし、これにともなってフィリップス選手せんしゅは大リーグだいり-ぐの40人にん枠わくを外はずれる事実じじつ上じょうの戦力せんりょく外がいとなったため、急きゅうきょ、バットボーイのパルドさんが代役だいやくを務つとめました。

試合しあい前まえ大谷おおや・前田まえだそろってブルペン入いり

試合しあい前まえには、エンジェルスの大谷おおや選手せんしゅと、右腕うわんの張はりのためけが人けがにんリストに入はいっているツインズの前田まえだ投手とうしゅがそろってブルペンに入はいって調整ちょうせいしました。

翌日よくじつに先発せんぱつ登板とうばんを控ひかえた大谷おおや選手せんしゅは、カットボールやスプリットなどの変化球へんかきゅうを交まじえながら37球きゅうを投なげました。

前田まえだ投手とうしゅは先月せんげつ26日にちの登板とうばん後ごに右腕うわんの筋肉きんにくの張はりと炎症えんしょうが見みつかったため、現在げんざいはけが人けがにんリストに入はいって調整ちょうせいを続つづけていて、この日ひは、けが人けがにんリストに入はいってから初はじめてのブルペンでストレートとチェンジアップを25球きゅう投なげました。

2人にんは練習れんしゅうの合間あいまにグラウンドで握手あくしゅを交かわしてあいさつし、笑顔えがおを見みせながら10分ふん近ちかく話ばなしをしていました。

前田まえだ投手とうしゅは「7、8割わりくらいの力ちからでフォームを意識いしきしながら投なげた。いい感覚かんかくで投なげることができたので手応てごたえはある」と明あかるい表情ひょうじょうで話はなしていました。

右みぎひじのトミー・ジョン手術しゅじゅつからの復帰ふっきについて、同おなじ手術しゅじゅつを経験けいけんしている大谷おおや選手せんしゅからアドバイスを受うけているかと聞きかれると「翔しょう平たいらだけに限かぎらず、ダルビッシュさんやチームメートなどいろいろな選手せんしゅに話はなしを聞ききながら参考さんこうにしている。すぐに元もとに戻もどらないという話はなしはたくさん聞きいているので、うまく情報じょうほうを取り入とりいれながらやっていきたいと思おもう」と話はなしていました。