Báo tiếng Nhật: 赤木さん妻 “夫の死真実知りたい” 元理財局長の裁判結審

赤木あかぎさん妻つま “夫おっとの死し真実しんじつ知しりたい” 元もと理財りざい局長きょくちょうの裁判さいばん結審けっしん

Jul 27, 2022 19:07

Furigana

財務省ざいむしょうの決裁けっさい文書ぶんしょの改かいざんに関与かんよさせられ自殺じさつした近畿きんき財務局ざいむきょくの男性だんせい職員しょくいんの妻つまが、佐川さがわ元もと理財りざい局長きょくちょうに賠償ばいしょうを求もとめている民事みんじ裁判さいばんで、妻つまへの尋問じんもんが行おこなわれ、妻つまは改あらためて「夫おっとの死しの真実しんじつが知しりたい。佐川さがわ氏しは一いち度どでもいいので法廷ほうていに出向でむき、話はなしをしてほしかった」と述のべ、すべての審理しんりが終おわりました。

森友もりとも学園がくえんに関にかんする決裁けっさい文書ぶんしょの改かいざんに関与かんよさせられ自殺じさつした近畿きんき財務局ざいむきょくの職員しょくいん、赤木あかぎ俊夫としおさん（当時とうじ54歳さい）の妻つまの雅子まさこさんは、財務省ざいむしょうの佐川さがわ元もと理財りざい局長きょくちょうに賠償ばいしょうを求もとめる訴うったえを起おこしています。

大阪おおさか地方ちほう裁判所さいばんしょで開ひらかれた27日にちの裁判さいばんで、雅子まさこさんに対にたいして代理人だいりにんの弁護士べんごしからの尋問じんもんが行おこなわれました。

この中なかで、雅子まさこさんは「夫おっとは改かいざんに関与かんよさせられ、妄想もうそうや自殺じさつ願望がんぼうを口くちにするようになり、全まったく笑わらわなくなった。一いち度どもしたことのなかったけんかも頻繁ひんぱんにするようになり、私わたしも生いきているのがつらくなった」と証言しょうげんしました。

また、雅子まさこさんが国くにを相手あいてに訴うったえていた裁判さいばんを、国くにが去年きょねん12月つきに突然とつぜん、請求せいきゅうを認みとめて終結しゅうけつさせ、佐川さがわ氏しも含ふくめて改かいざんに関かかわった当事者とうじしゃたちの証言しょうげんが実現じつげんしなかったことについて「私わたしは真実しんじつが知しりたい。佐川さがわさんは一いち度どでもいいので法廷ほうていに出向でむき、話はなしをしてほしかった」と述のべました。

裁判さいばんは27日にちですべての審理しんりが終おわり、判決はんけつは、ことし11月つき25日にちに言い渡いいわたされる予定よていです。

赤木あかぎさんの妻つま「残念ざんねんでたまらない」

27日にちの裁判さいばんですべての審理しんりが終おわったことについて雅子まさこさんは「私わたしは真実しんじつを知しりたくて裁判さいばんを起おこしました。でも結局けっきょく、夫おっとが亡なくなった改かいざんのいきさつについて、国くにからも佐川さがわ氏しからもひと言ひとことも知しることができませんでした。この2年間ねんかん、何なにのためにやってきたのだろうという思おもいもあるし、弁護士べんごしも私わたしも一生いっしょう懸命けんめいやってきたので後悔こうかいはないけれど、残念ざんねんでたまらないです」と話はなしました。

また、裁判さいばんで一いち度ども出廷しゅっていしていない佐川さがわ氏しについて「私わたしがきょう話はなした、夫おっとの様子ようすや私わたしの考かんがえていることを代理だいり人じんの弁護士べんごしを通をつうじて佐川さがわ氏しにひと言ひとことでも伝つたえてほしいという気持きもちです。そして、佐川さがわ氏しの知しっていることを話はなしてほしいです」と話はなしていました。

原告げんこく弁護士べんごし「佐川さがわ氏し個人こじんの責任せきにん真正面まっしょうめんから向き合むきあう判決はんけつ期待きたい」

佐川さがわ元もと理財りざい局長きょくちょう側がわは、これまでの裁判さいばんで「国家こっか公務員こうむいんは職務しょくむ中ちゅうの行為こういで他人たにんに損害そんがいを与あたえた場合ばあい、賠償ばいしょう責任せきにんは国くにが負おい、公務員こうむいん個人こじんは責任せきにんを負おわないという判例はんれいが確立かくりつしている」と主張しゅちょうし、訴うったえを退しりぞけるよう求もとめています。

これについて、27日にちの裁判さいばんのあと会見かいけんを行おこなった雅子まさこさんの代理人だいりにんの生越おごせ照幸てるゆき弁護士べんごしは「裁判所さいばんしょには、最高さいこう裁判所さいばんしょのこれまでの判例はんれいを右みぎから左ひだりに引用いんようするのではなく、佐川さがわ氏し個人こじんの責任せきにんについて真正面まっしょうめんから向き合むきあう判決はんけつを期待きたいしたい」と話はなしていました。