アメリカのホワイトハウスの
高官は27
日、
近く行われるとされるバイデン
大統領と
中国の
習近平国家主席との
首脳会談においてバイデン
大統領が『1つの
中国』
政策を
堅持するアメリカの
台湾政策に
変わりはないと
強調する
考えだと
明らかにしました。
アメリカ ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は27日、会見で近く行われるとされる米中首脳会談において「大統領は『1つの中国』政策を堅持するアメリカの姿勢に変わりはないことを確認する」と述べ、台湾をめぐる政策に変わりはないと強調する考えを明らかにしました。
一方でカービー調整官は「台湾海峡の問題が武力によって一方的に決着させられることは引き続き望んでいない」と述べ、中国に厳しい態度で臨む姿勢も強調しました。
台湾をめぐっては、5月の会見でバイデン大統領が台湾防衛のために軍事的に関与する用意があるのか問われたことに対して「ある」と答えたことに加えて、最近では大統領権限を継承する順位が副大統領に次ぐ2位であるペロシ下院議長が訪問を検討していると報じられていることを受けて中国側が強く反発していて、中国との緊張が高まるのを避けたいねらいもあると見られます。