3年前、さいたま
市の
保育園の
プールで
4歳の
女の子が
死亡し、
元園長ら
2人が
業務上過失致死の
罪に
問われた
裁判で、さいたま
地方裁判所は、
2人に
執行猶予のついた
有罪判決を
言い渡しました。
平成29
年8月、さいたま
市緑区の
保育園の
プールで、
園児の
赤沼美空ちゃん(
当時4)が
死亡した
事故では、
元園長の
黛秋代被告(70)と、
当時保育士として
勤務していた
堀口茜被告(33)が
業務上過失致死の
罪に
問われました。
14日の判決で、さいたま地方裁判所の北村和裁判官は、2人が事故を防ぐための対策や注意を怠っていたとし、「園児の生命や身体の安全を守るべき立場であったのに、幼い命が失われた結果は重大で、過失の程度は重い」と指摘しました。
一方で、いずれも過失を認め、深く反省しているなどとして、禁錮1年の求刑に対し、元園長に禁錮1年、執行猶予4年、元職員に禁錮1年、執行猶予3年の有罪判決をそれぞれ言い渡しました。
さいたま市長「再発防止に努める」
判決を受けて、事故が起きた保育園を認可しているさいたま市の清水市長は「このような事故が二度と起きないよう再発防止に努めているが、今後も子どもたちが安心・安全に過ごせる環境づくりに一層取り組んでまいります」とするコメントを出しました。