相模原市の
知的障害者施設で
入所者19
人が
殺害される
などした
事件の
裁判で
殺人などの
罪に
問われている
被告に、17
日、
検察による
求刑が
行われます。
相模原市の
知的障害者施設「
津久井やまゆり
園」の
元職員、
植松聖被告(30)は
入所者19
人を
殺害した
罪などに
問われています。
裁判は事実関係に争いはなく、責任能力の有無が争点となっていて、17日検察による求刑が行われます。
被告は初公判で指をかむような動作をして退廷を命じられましたが、その後は毎回出廷し、障害者への差別的な主張を繰り返しました。
先月24日に行われた被告人質問では「責任能力を争うのは間違いだと思っています。責任能力があると考えています」と述べました。
一方、被告の弁護士は、大麻を使用したことによる精神障害の影響で責任能力はなかったとして無罪を主張しています。
検察は、計画的に事件を起こし直後に警察署に出頭するなど、被告には責任能力が認められるなどと主張して、極めて厳しい刑を求めるものとみられます。
裁判は19日被告の弁護士が最終的な意見を述べ、判決は来月16日に言い渡される予定です。