フィリピンで
日本人をねらった
振り込め
詐欺グループの
拠点が
摘発された
事件で、
警視庁は、24
日、
現地で
身柄を
拘束されていた
日本人36
人のうち、
9人を
日本に
移送し、うその
話でキャッシュカードを
盗んだ
疑いで
逮捕しました。
残るメンバーも
近く移送され、
逮捕される
見通しです。
去年11
月、フィリピンの
首都マニラで
日本に
向けて
振り込め
詐欺の
電話をかけていたとみられる
グループの
拠点が
摘発され、
その場にいた
日本人36
人が
身柄を
拘束されました。
このうち9人が日本に移送されることになり、24日現地の入国管理局の施設からマニラ国際空港に到着し、日本に向けて移送されました。
そして午後3時前成田空港に到着し、警視庁に逮捕されました。
マスクなどで顔を隠し、うつむき加減で無言のまま歩いていました。
逮捕されたのは、いずれも住所・職業ともに不詳の20歳から59歳までの9人で、去年11月フィリピンから都内の女性に財務省の職員などを装ってうその電話をかけ、日本にいる「受け子」を自宅に向かわせてキャッシュカード数枚を盗んだ疑いが持たれています。
残るメンバーも、今週から来月にかけて順次移送される見通しで、警視庁はグループの実態解明を進めることにしています。
送還される振り込め詐欺グループ
フィリピンの首都マニラで、日本に向けて振り込め詐欺の電話をかけていたとして、現地で身柄を拘束されていた日本人グループの男らは、24日朝、2台の車に乗せられ、マニラにある入国管理局の収容施設を出ました。
男らは、施設の門を出ると手や服で顔を隠して無言で車に乗り込んでいました。
そして、およそ20分後、マニラ国際空港に到着し、入国管理局の職員などに取り囲まれながら空港のロビーに入りましたが、報道陣からの問いかけには一切答えず、足早に出国審査のエリアへと向かっていきました。