新型コロナウイルスをめぐる
政府の
専門家会議の
会合が
開かれ、
加藤厚生労働大臣は、
患者が
増加するペースを
抑制するための
対策とともに、
今後、
患者数が
大幅に
増えた
場合に
備え、
医療提供体制の
強化を
急ぐ考えを
示しました。
新型コロナウイルスをめぐる
政府の
専門家会議は24
日午前、
3回目と
なる会合を
開き、
座長を
務める国立感染症研究所の
脇田隆字所長ら
感染症などの
専門家14
人が
出席しました。
会合の冒頭、加藤厚生労働大臣は「現在の国内の発生状況を踏まえると、患者の増加のスピードを可能なかぎり抑制することは、今後の流行を抑制するうえで極めて重要だ。同時に、患者数が大幅に増えた時に備え、医療提供体制を整えるべき期間にもあたる」と述べました。
そのうえで「今後の状況の進展を見据えた対策を整理し、基本方針として国民に明確に示すことは非常に重要であり、まさにそれをすべき段階だ。皆さんの知見に基づいた積極的な議論をお願いしたい」と述べ、政府の基本方針の策定に向け議論を行うよう要請しました。
政府は、専門家の意見も踏まえて、国民や企業に対する情報提供や、感染拡大の防止策、それに医療提供体制の強化などの具体策を盛り込んだ総合的な基本方針の策定を急ぎ、25日にも開かれる対策本部でまとめることにしています。