神戸市の
病院に
勤務していた
看護助手と
看護師の
合わせて
6人の
男が、
入院患者に
ホースで
水をかけたり
閉じ込めたりする
虐待をしていたとして
逮捕されました。
調べに対し
いずれも
容疑を
認め、
看護助手は「
反応がおもしろかった」と
供述しているということです。
逮捕されたのは、
神戸市西区の「
兵庫錦秀会神出病院」の
元看護助手、
和田元規容疑者(27)と
同僚の
看護師5人です。
警察によりますと、6人は去年9月、統合失調症などで入院していた79歳の男性をトイレに連れて行き、ホースで水をかけたほか、63歳の男性を床に寝かせ落下防止柵が付いたベッドを逆さにしてかぶせて閉じ込めたなどとして、暴行や監禁などの疑いが持たれています。
去年12月に患者とは別の女性に対する強制わいせつの疑いで逮捕された和田容疑者のスマートフォンを調べた結果、ほかの患者を虐待している動画が残っていたため、警察が捜査を進めていました。
調べに対して6人はいずれも容疑を認め、和田容疑者は「反応がおもしろかったからやった」と供述しているということです。
スマートフォンには同様の映像がほかにも残っていたということで、警察は、1年以上にわたって複数の患者への虐待を続けていたとみてさらに調べています。
病院「大変申し訳ない」
神出病院によりますと、逮捕された看護助手はすでに病院を辞め、看護師5人のうち4人は、退職する意向を示しているということです。
一方、6人の関係性などは答えられないとしています。
佐伯正一事務部長は「被害にあった患者や家族の皆様には大変申し訳ありませんでした。今後、病院としても警察の捜査に全面的に協力していきます」と述べました。