日本新闻: 新型ウイルスで休校 “留守番中の子どもの安全守る” 対策は

新型しんがたウイルスで休校きゅうこう “留守番るすばん中ちゅうの子こどもの安全あんぜん守まもる” 対策たいさくは

Mar 7, 2020 10:03

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんの広ひろがりを防ふせぐため多おおくの子こどもが休やすみに入はいり、やむをえず１いち人にんで留守番るすばんというケースも出でてきます。

“子こどもの安全あんぜんを守まもる”そのための防犯ぼうはん対策たいさくを専門せんもん家かに聞ききました。

話はなしを聞きいたのは、子こどもの防犯ぼうはん対策たいさくの研究けんきゅうや指導しどうを行おこなっているＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじん「日本にっぽんこどもの安全あんぜん教育きょういく総合そうごう研究所けんきゅうじょ」の宮田みやた美恵子みえこ理事りじ長ちょうです。

宮田みやたさんは５いつつのポイントをあげました。

（１いち）インターフォンのルール作づくり

“インターフォンが鳴なった時ときは対応たいおうしないなど、年齢ねんれいや家庭かていの事情じじょうに合あわせてルールを作つくる”。

宮田みやたさん

「小ちいさい子こどもの場合ばあいドアのチェーンをつけていても、不審ふしん者しゃから『荷物にもつがあるから開あけて』などと言いわると開あけてしまうおそれがあります。知しらない訪問ほうもん者しゃとの接触せっしょくを避さけるルールが必要ひつようです」

（２に）電話でんわには出でない

“留守番るすばん電話でんわを設定せっていし電話でんわが鳴なっても出でないように伝つたえておく”。

宮田みやたさん

「電話でんわを利用りようして親おやが帰かえってくる時間じかんを、聞き出ききだす犯罪はんざい者しゃもいます。留守電るすでんにして、電話でんわに出でないことを基本きほんにするといいと思おもいます」

「ただ、子こどもの様子ようすを知しることも大事だいじなので、親おやは昼休ひるやすみなど決きまった時間じかんに、留守電るすでんにメッセージを入いれて、そのあとに名前なまえを伝つたえて話はなしをするなど工夫くふうをしてください」

（３さん）インターネット利用りように注意ちゅうい

“インターネットやＳＮＳなどは、親おやが帰かえってきてから使用しようするなどルール作づくりを。そしてフィルタリング機能きのうが設定せっていされているかも確認かくにんを”。

宮田みやたさん

「今いまは道路どうろ上じょうよりもインターネット上じょうから犯罪はんざいに巻き込まきこまれるケースが多おおい。勝手かってにネットにアクセスしない、使つかう時ときも個人こじん情報じょうほうを書き込かきこまないなどルールも親子おやこで確認かくにんしてください」。

（４よん）火ひを使つかわない

“火事かじを防ふせぐため火ひを使つかわない工夫くふうを”

宮田みやたさん

「特とくに、子こどもが小ちいさい場合ばあいには、ガスやストーブを使つかわないようにしたほうがよいと思おもいます。昼食ちゅうしょくも火ひを使つかわない家電かでんで用意よういできるものにするなど工夫くふうをしてください」

（５ご）スケジュール作づくりを

“ふだんの学校がっこう生活せいかつのリズムを崩くずさないためにスケジュール作づくりを”。

宮田みやたさん

「できるだけ学校がっこう生活せいかつに近ちかいスケジュールを作つくると、生活せいかつリズムを崩くずさずにすみます」

「午前ごぜん中ちゅうは勉強べんきょう、午後ごごは読書どくしょなど、何なにをやるのかを書かいて、目めにつくところに張はっておくといいと思おもいます。生活せいかつが乱みだれないようにすることが安全あんぜんな生活せいかつの基本きほんなんです」

身みを守まもる大切たいせつさ再さい確認かくにんできる機会きかいに

宮田みやたさんは「こうしたポイントを守まもるとともに、なぜ今いま、休やすみになっているのかをきちんと伝つたえて、大変たいへんな時期じきを一緒いっしょに乗り切のりきろうという気持きもちを共有きょうゆうすることが大切たいせつと思おもいます。身みを守まもる大切たいせつさについて、親子おやこで再さい確認かくにんできる機会きかいになるといいと思おもいます」と話はなしていました。