일본어 뉴스: 東京大空襲から75年慰霊行事など縮小中止相次ぐ感染防止で

東京とうきょう大だい空襲くうしゅうから75年ねん慰霊いれい行事ぎょうじなど縮小しゅくしょう中止ちゅうし相次あいつぐ感染かんせん防止ぼうしで

Mar 10, 2020 07:03

Furigana

およそ10万まん人にんが犠牲ぎせいになった東京とうきょう大だい空襲くうしゅうから10日にちで75年ねんとなります。空襲くうしゅうを体験たいけんした人ひとたちの高齢こうれい化かが進すすみ、記憶きおくの継承けいしょうが課題かだいになる中なか、各地かくちの慰霊いれい行事ぎょうじは新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいを防ふせぐために規模きぼの縮小しゅくしょうや中止ちゅうしが相次あいついでいます。太平洋たいへいよう戦争せんそう末期まっきの昭和しょうわ20年ねん３月さんがつ10日にち未明みめい、東京とうきょうの下町したまち一帯いったいはアメリカのＢび-29爆撃ばくげき機きによる空襲くうしゅうで壊滅かいめつ的てきな被害ひがいを受うけ、およそ10万まん人にんが犠牲ぎせいになりました。

空襲くうしゅうから75年ねんとなって体験たいけんした人ひとたちの高齢こうれい化かが進すすみ、次つぎの世代せだいへの記憶きおくの継承けいしょうが課題かだいになっていますが、ことしは新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいを防ふせぐために各地かくちの慰霊いれい行事ぎょうじにさまざまな影響えいきょうが出でています。

東京とうきょう都と慰霊いれい堂どうでの法要ほうようは一般いっぱんの参列さんれつは受け付うけつけず、出席しゅっせき者しゃを一部いちぶの遺族いぞくに限かぎるなど規模きぼを縮小しゅくしょうするほか、平成へいせい３さん年ねんから毎年まいとし行おこなわれてきた東京とうきょう都との式典しきてんは初はじめて中止ちゅうしになりました。

一方いっぽう、空襲くうしゅう当時とうじの被害ひがいを伝つたえる「東京とうきょう大だい空襲くうしゅう・戦災せんさい資料しりょうセンター」は来月らいげつリニューアルされ、個人こじんの空襲くうしゅう体験たいけんをよりわかりやすく展示てんじしながら戦争せんそうの実態じったいや恐おそろしさを伝つたえていくことにしています。

東京とうきょう空襲くうしゅう犠牲ぎせい者しゃ遺族いぞく会かいの榎本えのもと喜久治きくじ会長かいちょうは「自分じぶんで空襲くうしゅう体験たいけんを語かたれる会員かいいんはほとんどいなくなっていて、活動かつどうを続つづけられるのはあと１いち年ねんか２に年ねんかもしれません。戦後せんご生うまれの人ひとたちが受け継うけついでいってほしい」と話はなしています。