相模原市の
知的障害者施設で
入所者19
人を
殺害した
などとして
横浜地方裁判所で
死刑判決が
言い渡された
元職員の
植松聖被告の
弁護士が27
日判決を
不服として
控訴しました。
被告は
これまでの
NHKの
取材に「
弁護士が
控訴しても
取り下げる」と
述べていて、
今後の
対応が
注目されます。
相模原市の
知的障害者施設「
津久井やまゆり
園」の
元職員、
植松聖被告(30)は
平成28
年7月、
入所者19
人を
殺害した
罪などに
問われました。
被告の弁護士は1審で「当時、被告には責任能力はなく無罪だ」と主張しましたが、横浜地方裁判所は今月16日、被告の責任能力を認め「19人もの命を奪った結果はほかの事例と比較できないほどはなはだしく重大だ」として検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。
裁判所によりますと被告の弁護士が27日判決を不服として控訴したということです。
被告は1審で「どんな判決でも控訴しない」と述べたほか、これまでのNHKの取材に「弁護士が控訴すれば取り下げる」と述べていて、今後の対応が注目されます。
法律では弁護士が控訴しても被告の意思でいつでも取り下げることができ、取り下げた場合1審の判決が確定することになっています。