日本新聞: 新年度年金支給額や医療保険の保険料など変更

新しん年度ねんど年金ねんきん支給しきゅう額がくや医療いりょう保険ほけんの保険ほけん料りょうなど変更へんこう

Apr 1, 2020 06:04

Furigana

新しん年度ねんどの１いち日にちから、年金ねんきんの支給しきゅう額がくや医療いりょう保険ほけんの保険ほけん料りょうなどが変更へんこうされます。年金ねんきんは、去年きょねん、物価ぶっかと賃金ちんぎんの水準すいじゅんがそれぞれ上昇じょうしょうしたことから、２に年ねん続つづけて引き上ひきあげられます。ただ、年金ねんきんの財政ざいせい基盤きばんを強化きょうかするため、支給しきゅう額がくの伸のび率りつを物価ぶっかや賃金ちんぎんの上昇じょうしょうよりも低ひくく抑おさえる「マクロ経済けいざいスライド」が実施じっしされるため、伸のび率りつは、本来ほんらいの0.3％から、0.1ポイント差し引さしひかれ、0.2％に圧縮あっしゅくされます。

国民こくみん年金ねんきんの支給しきゅう額がくは、１いちか月かげつ当あたり満額まんがくで133円えん増ふえて６ろく万まん5141円えんに、厚生こうせい年金ねんきんは夫婦ふうふ２に人にんの標準ひょうじゅん的てきな世帯せたいで458円えん増ふえて、月額げつがく22万まん724円えんとなります。一方いっぽう、国民こくみん年金ねんきんの保険ほけん料りょうは、月額げつがく１いち万まん6540円えんと130円えん上あがります。

また、医療いりょう分野ぶんやでは、自営業じえいぎょう者しゃなどが加入かにゅうする「国民こくみん健康けんこう保険ほけん」の年間ねんかんの保険ほけん料りょうの上限じょうげん額がくが前まえの年度ねんどより２に万まん円えん引き上ひきあげられて82万まん円えんになります。上限じょうげん額がくを支払しはらう対象たいしょうは、年収ねんしゅうがおよそ1120万まん円えん以上いじょうの単身たんしん世帯せたいです。

75歳さい以上いじょうの人ひとが加入かにゅうする「後期こうき高齢こうれい者しゃ医療いりょう制度せいど」でも、年間ねんかんの保険ほけん料りょうの上限じょうげん額がくが、前まえの年度ねんどより２に万まん円えん引き上ひきあげられて、64万まん円えんになります。年金ねんきん収入しゅうにゅうがおよそ910万まん円えん以上いじょうの人ひとが対象たいしょうとなります。

さらに、診療しんりょう報酬ほうしゅうの改定かいていによって、紹介しょうかい状じょうのない患者かんじゃに、初診しょしんで5000円えん以上いじょうを診察しんさつ料りょうに上乗うわのせする制度せいどの対象たいしょうが、病床びょうしょう数すう400床しょう以上いじょうの規模きぼの大おおきな病院びょういんから、200床しょう以上いじょうの中規模ちゅうきぼの病院びょういんにまで広ひろがります。