Japanese News: 東海第二原発建設中の防潮堤基礎部分に不備見つかり工事中断

東海とうかい第だい二に原発げんぱつ建設けんせつ中ちゅうの防潮ぼうちょう堤つつみ基礎きそ部分ぶぶんに不備ふび見みつかり工事こうじ中断ちゅうだん

Oct 16, 2023 21:10

Furigana

日本にっぽん原子力げんしりょく発電はつでんは、茨城いばらき県けん東海とうかい村むらの東海とうかい第だい二に原発げんぱつで建設けんせつ中ちゅうの防潮ぼうちょう堤つつみの基礎きそ部分ぶぶんに、コンクリートが充じゅうてんされていない部分ぶぶんがあるといった不備ふびが見みつかり、ことし6月つきから工事こうじを中断ちゅうだんしていると発表はっぴょうしました。会社かいしゃでは原因げんいんを調しらべていて、来年らいねん9月つきまでに完成かんせいさせるとする工事こうじ計画けいかくに影響えいきょうするかどうかは確認かくにん中ちゅうだとしています。

日本にっぽん原電げんでんによりますと、不備ふびが見みつかったのは東海とうかい第だい二に原発げんぱつで新あらたに建設けんせつしている防潮ぼうちょう堤つつみの一部いちぶで、「鋼はがね製せい防護ぼうご壁かべ」と呼よばれる壁かべの基礎きそ部分ぶぶんです。

「鋼はがね製せい防護ぼうご壁かべ」の基礎きそ部分ぶぶんは地下ちかおよそ50メートルの2本ほんの柱はしらで支ささえる構造こうぞうで、このうち南側みなみがわの柱はしらでことし6月つき、先さきに作つくった鉄筋コンクリートてっきんこんくり-と製せいの外そと枠わくに隙間すきまや鉄筋てっきんの変形へんけいが見みつかったということです。

地下ちか10メートルから40メートルの間まの複数ふくすう箇所かしょで、

▽コンクリートが十分じゅうぶん充じゅうてんされていなかったり、

▽柱はしらの骨格こっかくとなる鉄筋てっきんが変形へんけいしたりしていたということで、

日本にっぽん原電げんでんは、

▽地盤じばんが変形へんけいしてコンクリートがいびつに固かたまったほか、

▽別べつの作業さぎょうの過程かていで機具きぐがぶつかり、鉄筋てっきんが変形へんけいしたとみられるとしています。

日本にっぽん原電げんでんは工事こうじを中断ちゅうだんし、詳くわしい原因げんいんや安全あんぜん性せいへの影響えいきょうを調しらべるとともに、同様どうようの構造こうぞうで作つくられている北側きたがわのもう一ひとつの柱はしらについても調査ちょうさすることにしていて、来年らいねん9月つきまでに完成かんせいさせるとする工事こうじ計画けいかくに影響えいきょうするかどうかは確認かくにん中ちゅうだとしています。