Báo tiếng Nhật: 新燃岳で再び爆発的噴火小規模な火砕流が発生

新燃岳しんもえだけで再ふたたび爆発ばくはつ的てき噴火ふんか小規模しょうきぼな火砕流かさいりゅうが発生はっせい

Mar 25, 2018 11:03

Furigana

鹿児島かごしまと宮崎みやざきの県境けんきょうにある霧島きりしま連山れんざんの新燃岳しんもえだけで２に５ご日にち午前ごぜん、爆発ばくはつ的てきな噴火ふんかが相次あいついで発生はっせいし、噴煙ふんえんが最大さいだいで高たかさ３さん２に０ぜろ０ぜろメートルまで上あがったほか、火口かこうの西側にしがわでごく小規模しょうきぼな火砕流かさいりゅうが発生はっせいしました。気象庁きしょうちょうは、噴火ふんか警戒けいかいレベル３さんを継続けいぞくし、火口かこうからおおむね３さんキロの範囲はんいでは、大おおきな噴石せきや火砕流かさいりゅうに警戒けいかいするよう呼よびかけています。気象庁きしょうちょうによりますと、霧島きりしま連山れんざんの新燃岳しんもえだけでは、今月こんげつ６ろく日にちから爆発ばくはつ的てきな噴火ふんかが断続だんぞく的てきに発生はっせいしていましたが、今月こんげつ１いち５ご日にち以降いこうは起おきていませんでした。

しかし２に５ご日にち朝あさ、再ふたたび爆発ばくはつ的てき噴火ふんかが発生はっせいし、このうち午前ごぜん７なな時半じはんごろに起おきた噴火ふんかでは、噴煙ふんえんが火口かこうから３さん２に０ぜろ０ぜろメートルの高たかさまで上あがったほか、大おおきな噴石せきが火口かこうから８はち０ぜろ０ぜろメートルまで飛とびました。

また、午前ごぜん８はち時じ４よん５ご分ぶんの噴火ふんかでは、ごく小規模しょうきぼな火砕流かさいりゅうが発生はっせいし火口かこうの中心ちゅうしんから西側にしがわへおよそ８はち０ぜろ０ぜろメートル流ながれ下くだったのが確認かくにんされました。今回こんかいの一連いちれんの噴火ふんかで、火砕流かさいりゅうが確認かくにんされたのは初はじめてです。

気象庁きしょうちょうは、新燃岳しんもえだけでは活発かっぱつな噴火ふんか活動かつどうが続つづいているとして、入山いりやま規制きせいを示しめす噴火ふんか警戒けいかいレベル３さんの火口かこう周辺しゅうへん警報けいほうを継続けいぞくし、火口かこうからおおむね３さんキロでは大おおきな噴石せきに、おおむね２にキロでは火砕流かさいりゅうにそれぞれ警戒けいかいするよう呼よびかけています。

また、風下かざしも側がわを中心ちゅうしんに、火山灰かざんばいや小ちいさな噴石せき、それに火山かざんガスに注意ちゅういするとともに、爆発ばくはつ的てきな噴火ふんかに伴ともなう大おおきな空そら振ふ＝空気くうきの振動しんどうで火口かこうから離はなれた場所ばしょでも窓まどガラスが割われるなどの被害ひがいが出でるおそれがあり、注意ちゅういが必要ひつようです。

専門せんもん家か「規制きせい範囲はんいの中なかに入はいらなければ安全あんぜん」

新燃岳しんもえだけで火砕流かさいりゅうが確認かくにんされたことについて、火山かざん噴火ふんか予知よち連絡れんらく会かいの会長かいちょうで京都大きょうとだい学がくの石原いしはら和弘かずひろ名誉めいよ教授きょうじゅは「新燃岳しんもえだけの火口かこうの中なかには、これまでの噴火ふんかで出でた溶岩ようがんがたまり、火口かこうが浅あさくなっているため、噴煙ふんえんが火口かこうの外そとに流れ出ながれだしやすくなっている。このため今回こんかいは、爆発ばくはつ的てきな噴火ふんかで噴煙ふんえんが火口かこうの外そとに流れ出ながれだし、火砕流かさいりゅうが発生はっせいしたと考かんがえられる」と指摘してきしています。

そのうえで、「噴火ふんか活動かつどうに大おおきな変化へんかがあったことを意味いみするわけではなく、現在げんざいの状況じょうきょうでは火砕流かさいりゅうが人ひとが住すんでいる地域ちいきまで流ながれ下くだる可能かのう性せいはない。規制きせい範囲はんいの中なかに入はいらなければ安全あんぜんなので、冷静れいせいに対応たいおうしてほしい」と話はなしていました。