ロシアのプーチン
大統領は、
南北首脳会談の
結果をめぐって
電話会談を
行った
韓国のムン・ジェイン(
文在寅)
大統領に対し、
南北と
アメリカ、
それに中国による
話し合いが
一方的に
進むことで、ロシアが
排除されることがないようくぎを
刺しました。ロシアと
韓国の
大統領府によりますと、
29日プーチン
大統領は、ムン
大統領と
電話会談を
行い、
南北首脳会談の
結果について
説明を
受けたということです。
この中で両首脳は、共同宣言の内容を評価したうえで、ムン大統領は引き続きロシアに協力を求めたということです。
これに対してプーチン大統領は、南北の鉄道とシベリア鉄道を連結させる構想の実現など南北の協力を進めるためのプロジェクトに関わっていく考えを伝え、ムン大統領も3か国で何ができるか共同研究を始めることを提案しました。
そのうえでプーチン大統領は、ムン大統領に対して「朝鮮半島をめぐる問題の政治的な解決には、すべての当事国による努力が欠かせない」と強調したということです。
ロシアは、朝鮮半島情勢の安定化に向けて、ロシアも参加する6か国協議の再開を求めていて、南北とアメリカ、それに中国による話し合いが一方的に進むことで、ロシアが政治的な対話から排除されることがないようくぎを刺したものと見られます。