東海道新幹線の
車内で
乗客3人が
刃物で
切りつけられ
死傷した
事件を
受けて、
石井国土交通大臣は、
東京オリンピック・パラリンピックの
開催も
踏まえ、「
今後、
講ずべき
対策について
速やかに
検討を
行いたい」と
述べ、
新たな
安全対策の
検討を
進める考えを
示しました。
今月9日、
神奈川県内を
走行中の
東海道新幹線の
車内で、
乗客3人が
男に
刃物で
切りつけられ、
1人が
死亡、
2人がけがをした
事件を
受け、
国土交通省は
鉄道各社に
警備の
強化などを
行うよう
通知しています。
石井国土交通大臣は12日の閣議のあとの記者会見で新幹線の安全対策について、「平成27年6月に発生した東海道新幹線列車火災を受け、防犯カメラの設置などの対策を講じつつあるところで、このような事件が起きたことを重く受け止める」と述べました。
そのうえで、「東京オリンピック・パラリンピックの開催が迫っていることも踏まえ、今後、講ずべき対策について速やかに検討を行っていきたい」と述べ、新たな安全対策の検討を進める考えを示しました。
一方、乗客の手荷物の検査については、「利便性や運行の定時性を損なわずに、円滑な手荷物検査の実施が可能かどうかについては、慎重な検討が必要だ」と述べ、実施には慎重な姿勢を示しました。