昨年度の
国の
税収は、
所得税収が
大きく
伸びたこと
などから、
当初の
見積もりを
1兆円以上、
上回り、58
兆円台後半と
なることがわかりました。バブル
期の
平成3年度以来、26
年ぶりの
高い水準と
なる見通しです。
政府は、
昨年度の
国の
一般会計の
税収について、
当初、
前の
年度を
2兆円余り上回る、57
兆7000
億円余りに
なると
見込んでいました。
しかし、企業の間で従業員の賃金を引き上げる動きが広がっていることに加え、株価の上昇で投資家の株式の売却益や配当収入も増えていることから所得税収は大きく伸びる見通しです。
また、法人税収も好調な企業業績を背景に当初の見積もりより増えるほか、消費税収も伸びる見通しです。
こうしたことから、昨年度の税収は当初の見積もりを1兆円以上、上回って、58兆円台後半となる見通しであることがわかりました。
これはバブル期の平成3年度以来、26年ぶりの高い水準です。
税収が大きく伸びる見通しになったことで、今後、歳出拡大を求める声が高まる可能性もあり、政府は厳しい財政状況を立て直すため財政規律をどう維持していくか、難しい対応を迫られることになりそうです。