全国の
精神科病院で
作る日本精神科病院協会の
会長が、ホームページ
などのコラムに「
精神科医にも
拳銃を
持たせてくれ」という
医師の
発言を
紹介し、
患者団体が
抗議していたことがわかりました。
協会は「
今後は
適切な
表現に
努めたい」としています。
抗議を
受けたのは
全国およそ1200の
精神科病院が
加盟する
日本精神科病院協会の
山崎學会長が
先月、
協会のホームページや
機関誌に
掲載したコラムです。
この中で山崎会長は、自身が理事長を務める群馬県の病院で、医師が朝礼で話した内容が興味深かったとして紹介しています。
医師は、アメリカの病院では警備担当者が拳銃を持っている場合が多いことを説明したうえで、「精神科医にも拳銃を持たせてくれ」と発言したということです。
これについて精神疾患の患者団体の全国「精神病」者集団は、コラムを見て「通院が怖くなった」という患者が出ているなどとして、21日、コラムの削除を求める抗議文を協会に送りました。
協会は、ホームページのリニューアルに伴ってすでにコラムの掲載をやめていると説明し、「不快な思いをした方がいたということで、今後は適切な表現に努めたい」とコメントしています。