日本の
探査機「はやぶさ
2」が27
日、
小惑星「リュウグウ」に
到着したことをうけて、
チームを
率いるJAXA=
宇宙航空研究開発機構の
津田雄一プロジェクトマネージャらが27
日午後、
管制室がある
神奈川県相模原市の
JAXA宇宙科学研究所で
会見しました。
津田さんは「はやぶさ
2は
極めて高い精度で
制御され、32
億キロの
往路を
完走することができた。
機体は
非常に
よい状態だ」と
述べ、ここまで
計画が
順調に
進んでいるとしました。
そのうえで「きょう人類未到の宇宙科学探査の入り口に立った。ここからが本格探査の開始で、成果を楽しみに見守ってほしい」と話しました。
小惑星「炭素 豊富に含む」
「はやぶさ2」のプロジェクトチームで小惑星の撮影と分析を担当している東京大学の杉田精司教授は27日会見で「リュウグウ」について説明しました。
会見場のスクリーンには、色の補正をした「リュウグウ」のカラー写真が地球と比較する形で示され、杉田教授は「リュウグウは全体に黒い色をしているのがわかると思います。これは炭素を豊富に含んでいるということです。これが確認できたことは非常に大事です」と述べ、炭素を主な成分とする有機物の存在に期待感を示しました。