活発な
前線の
影響で
九州から
東海にかけての
各地で
記録的な
豪雨となり、
各地で
川の
氾濫や
土砂災害が
発生しています。
高知県と
愛媛県に
出ていた
特別警報はすべて
解除されましたが、
気象庁は
引き続き、
川の
氾濫や
土砂災害などに
厳重な
警戒を
続けるよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、
本州付近に
停滞する
梅雨前線の
活動が
活発になっているため、
広い範囲で
大気の
状態が
不安定になり、
九州から
東海にかけての
各地で
記録的な
豪雨となっています。
各地の降り始めからの雨量は岐阜県の郡上市ひるがので1058ミリに達したほか、愛媛県の四国中央市富郷で744.5ミリ、広島市で453.5ミリ、岡山県倉敷市で254.5ミリと、いずれも平年の7月1か月分の雨量の1.7倍から3倍近くに達しています。
高知県と愛媛県に出ていた大雨の特別警報は、すべて解除され、大雨の特別警報が発表されている地域はなくなりましたが、これまでに各地で川が氾濫し土砂災害が発生しています。
また、これまでに降った雨で、各地で土砂災害の危険性が非常に高い状態が続き、自治体が避難勧告などを出す目安とされる「土砂災害警戒情報」が発表されています。
発表されている地域があるのは、岐阜県、愛媛県、高知県、兵庫県、広島県、徳島県、山口県、それに鹿児島県です。
今後の雨の見通しです。大気の不安定な状態が続くため、8日夜にかけて九州や四国を中心に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、すでに災害が発生している地域では、できるかぎり安全を確保するとともに、そのほかの大雨となっている地域でも今後、少しの雨でも土砂災害などの危険性があるとして厳重な警戒を続けるよう呼びかけています。