大手私鉄の
東急電鉄は、
駅に
設置された
切符の
券売機で
預貯金を
引き出すことが
できる、
全国でも
初めての
サービスを
来年の
春から
始めることになりました。
このサービスは、
東急電鉄が
3年前から
各駅に
導入している
QRコードの
読み取り
機能を
備えた
券売機を
活用します。
利用者が自分のスマートフォンに入れた銀行のアプリで引き出したい金額を入力すると、QRコードが表示され、それを券売機の右下の部分にある読み取り機にかざすと、預貯金を引き出せる仕組みです。
今年度中に実際の駅に試験的に導入したうえで、「ゆうちょ銀行」と「横浜銀行」に口座を持つ人を対象に来年の春から一部の路線を除く東急電鉄の駅でサービスを始める予定です。
手数料は100円から200円程度を想定し、1つの駅で1日100人程度の利用を目指したいとしています。
ICカードの利用が広がって切符を買う人が減る中、券売機の新たな活用法を検討していたということで、東急電鉄 事業開発室の八巻善行さんは「キャッシュレス化が進む中でも日々のちょっとした現金の需要は根強いと感じている。今回のサービスが身近なものになるよう範囲を広げていきたい」と話しています。