先週1
週間に
熱中症で
病院に
搬送された
人は
全国で
およそ2万2000
人で、
このうち65
人が
死亡し、
いずれも10
年前に
統計を
取り
始めてから
最も多くなったことが
総務省消防庁のまとめでわかりました。
総務省消防庁は
受け答えが
おかしいなどの
異変を
感じた
場合はためらわずに
救急車を
呼んでほしいと
呼びかけています。
総務省消防庁のまとめによりますと、7
月16
日から22
日までの
1週間に
熱中症で
病院に
搬送された
人は
2万2647
人に
上り、10
年前の
平成20
年7月に
統計を
取り
始めてから
最も多くなりました。
これは、去年の同じ時期の3.1倍、前の週の2.3倍にそれぞれ増えています。
都道府県別では、東京都が1979人と最も多く次いで愛知県が1954人、大阪府が1779人、埼玉県が1617人などと西日本と東日本で多くなっています。
症状の程度は、死亡した人が65人に上り、こちらも統計開始以来最多となりました。また、入院が必要な人は7998人で、このうち3週間以上の入院が必要な重症は685人、軽症が1万4362人で、年齢別では、65歳以上の高齢者が1万525人と全体の半数近くを占めたほか、18歳以上から65歳未満が8169人、乳幼児を含む18歳未満が3953人でした。
さらに、西日本を中心とした豪雨の被災地を含む県では、広島県が576人、岡山県が573人といずれも去年の同じ時期に比べて3倍前後となったほか、愛媛県も247人と2倍に増えています。
総務省消防庁は、部屋の温度をこまめにチェックして冷房を適切に使うほか、こまめに水分を補給し、特にお年寄りなどは気づかないうちに水分が奪われることがあることから、のどが渇いていなくても水を飲むようにするなど、熱中症に十分な対策を取るよう呼びかけています。
そして、めまいや立ちくらみ、手足のしびれなど熱中症の症状が確認された場合は涼しい場所へ移動し、保冷剤で体を冷やすなどの応急手当を行ったうえで、症状が改善されず、受け答えがおかしいなどの意識障害やけいれんなどの重い症状がみられた場合はためらわずに救急車を呼ぶよう呼びかけています。