アメリカのフェイスブックは26
日、
株価が20%
近い大幅な
下落を
記録し、
これによってフェイスブックの
時価総額は
日本円で13
兆円余り減少し、
一日当たりの
損失としては
過去最大だと
伝えられています。26
日のフェイスブックの
株価は
取り引き開始直後から
大幅に
値下がりし、
終値は
前の
日に
比べて19%も
下落しました。
株価に発行済みの株式数をかけた、いわゆる時価総額で、フェイスブックは前日まで世界有数の70兆円近くの企業価値がありましたが、この日だけで1200億ドル(13兆円余り)の企業価値を失った計算になります。
これは東京都の当初予算のほぼ2年分に匹敵するもので、アメリカのメディアは、一日当たりで失われた額としては過去最大だと伝えています。
フェイスブックは前日の25日に決算発表を行い、増収増益となりましたが、ことし3月に発覚した大量の個人データの流出や、ヨーロッパでの厳しい情報管理規則に伴って今後情報保護のシステムなどに多額のコストが必要になり、成長のスピードが鈍るという見方が強まっていました。
市場関係者は「これまで、ITを主力としたいわゆるテクノロジー企業は株価の上昇が急だっただけに、値下がりするときも動きが激しくなる」と話しています。