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日の
東京株式市場は、
世界的な
株安の
流れを
受けて
売り
注文が
膨らみ、
日経平均株価は
一時、1000
円以上急落しました。
終値でも900
円余りの
値下がりとなり、ことしに
入り
3番目の
下落幅となりました。11
日の
東京株式市場は、
アメリカでの
株価の
急落の
影響で
午前の
取り引き開始から
全面安となりました。
さらに、中国・上海市場で、株価指数が取り引き時間中のことしの最安値をつけるなど、アジア各地に株安が飛び火すると、日経平均株価も一段と下げ幅を拡大し、一時、1000円を超える値下がりになりました。
その後、買い戻しの動きもありましたが、日経平均株価の11日の終値は、10日より915円18銭安い2万2590円86銭で、ことしに入り3番目の下落幅となりました。
東証株価指数=トピックスは62.00下がって1701.86、1日の出来高は、19億5248万株でした。
株安の背景には、アメリカの長期金利の上昇が企業収益に与える影響に加え、米中の貿易摩擦が中国の実体経済などに及ぼす影響に懸念が高まっていることがあります。
また、円相場が一時、1ドル=111円台の円高ドル安水準になったことも、売り注文に拍車をかけました。
日経平均株価は、今月はじめに約27年ぶりの高値をつけ、堅調な世界経済に対する楽観的な見方も目立っていました。
しかしその後、10日足らずで1600円以上値下がりした形で、株安の連鎖がどこまで続くのか、投資家の警戒感が強まっています。