台風に
伴う「
塩害」の
影響が
相次いだ
千葉県船橋市で、
特産の
梨の
葉が
枯れるなどの
被害が
出ていることがわかり、
農家からは
来年の
収穫への
影響を
心配する
声が
出ています。
今月1日に
台風24
号が
関東を
通過したあと、
千葉県船橋市では、
海水の
塩分が
付着した
電気設備から
火が
出て
列車が
運転できなく
なるなど塩害による
影響が
相次いでいます。
市が特産の梨について調べたところ、実が落ちるなどの被害はほとんどなかった一方、梨の葉に影響が出ていることがわかりました。
このうち齋藤一夫さんの農園では、およそ260本の木のほとんどで葉が黒っぽく変色したり、枯れて落ちたりしていました。
齋藤さんによりますと、今の時期は来年に向けて木に養分を蓄える時期にあたり、葉が落ちてしまうと光合成ができなくなり、実が十分に育たなくなるおそれがあるということです。
齋藤さんは「葉が大量に落ちる被害は初めての経験で来年の収穫がどうなるかとても心配です」と話していました。
船橋市はこれも塩害の影響と見ていて、農水産課の豊田誠二郎さんは「肥料のやり方などを指導することで、なるべく影響が出ないよう支援したい」と話していました。