岩屋防衛大臣と
アメリカのマティス
国防長官がシンガポールで
会談し、
東シナ海や
南シナ海で
海洋進出を
強め、アメリカとの
対立が
深まっている
中国への
対応について、
法の
支配や
航行の
自由の
確保に
向けて、
ほかの
沿岸国とともに
緊密に
協力して
いくことを
確認しました。
会談では、
東シナ海や
南シナ海で
海洋進出を
強め、
アメリカとの
対立が
深まっている
中国をめぐって
協議が
行われ、
岩屋大臣は「
自由で
開かれたインド
太平洋戦略の
一環として、
南シナ海周辺に
潜水艦を
含む自衛隊の
艦船を
長期間派遣し、
訓練を
行った」と
述べました。
これに対し、マティス長官は、日本の対応を評価し、両氏は、中国が軍事力を背景にした一方的な現状変更の試みを続けていることを踏まえ、法の支配や航行の自由の確保に向けて、ほかの沿岸国とともに緊密に協力していくことを確認しました。
また、岩屋大臣は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐって、埋め立て工事の再開を目指し、沖縄県に対する法的な対抗措置を取ったことを説明したうえで、アメリカ軍の安全な運用や地元の理解を得るための取り組みへの協力を求めました。
会談のあと、岩屋大臣は記者団に対し「アメリカの『航行の自由作戦』を強く支持し、日本としてもできることを続けていく」と述べました。