関係者によりますとこれまでに150にのぼり、偽のサイトに誘導され、個人情報やクレジットカード情報を不正利用されるおそれがあるとして、会社側は運営者の特定に乗り出し、「今後、法的措置も含めたしかるべき対応をとる」としています。
「STARTO ENTERTAINMENT」の公式を装った偽のアカウントは、新会社が始動し、所属するグループによる初のイベントが開催されたことし4月から、旧ツイッターの「X」で相次いで確認されました。
これらはイベントのロゴや所属タレントの画像を無断で使用するなどしていて、イベント当日には、ライブを「生中継」していると偽って別のサイトに誘導する投稿を繰り返していました。
配信を見ようとすると個人情報やクレジットカード情報の登録を求められる仕組みで、会社が調査した結果、こうしたアカウントがこれまでに少なくとも150確認されたことが関係者への取材でわかりました。
中にはフォロワーが4万以上いるアカウントもあり、SNS上には、「だまされそうになった」などの投稿もありました。
こうした事態を受けて会社側は運営者の特定に乗り出し、申し立てを受けたアメリカの裁判所は現地時間の今月8日、X社に対し、運営者の氏名や電話番号などの情報を開示するよう命じたということです。
会社は注意をよびかけるとともにNHKの取材に対し「今後、法的措置も含めたしかるべき対応をとる」としています。