アメリカの商務省が15日に発表した3月の小売り売上高は前の月に比べて8.7%減少し、1992年の統計開始以来、最大の下げ幅となりました。全米のほとんどの州で事実上の外出禁止令が出されているなか、衣料・装飾品(50.5%減)や飲食サービス(26.5%減)などが大幅に落ち込みました。一方で自宅で過ごす人が増え、食料品(25.6%増)の売り上げは大きく伸びています。こうした経済指標の悪化を受け、ニューヨーク株式市場では15日に多くの銘柄が売られ、ダウ平均株価は一時、700ドルを超える大幅な値下がりとなりました。