飲食いんしょく店てん経営けいえい者しゃら 賃料ちんりょう猶予ゆうよに関にかんする法律ほうりつ制定せいていを提言ていげん 新型しんがたコロナ

提言ていげんでは感染かんせん拡大かくだいを受うけた外出がいしゅつの自粛じしゅくや休業きゅうぎょう要請ようせいによって多おおくの飲食いんしょく店てんで売り上うりあげが落ち込おちこみ、賃料ちんりょうの支払しはらいが困難こんなんになっているとしています。

しかし、ビルの所有しょゆう者しゃなどに賃料ちんりょうの支払しはらいについて交渉こうしょうを申し込もうしこんでも応おうじてもらえないケースも多おおいと窮状きゅうじょうを訴うったえました。

そして新あたらしい法律ほうりつを制定せいていし、ビルの所有しょゆう者しゃなどが賃料ちんりょうの猶予ゆうよなどの交渉こうしょうに応おうじることを義務ぎむづけるよう求もとめました。

ビルの所有しょゆう者しゃなどの経営けいえい環境かんきょうが厳きびしい場合ばあいには、政府せいふ系けいの金融きんゆう機関きかんが賃料ちんりょうを一時いちじ的てきに肩代かたがわりするといった支援しえんも必要ひつようだとしています。

グループは、飲食いんしょく店てんの経営けいえい者しゃの声こえをさらに集あつめて関係かんけい省庁しょうちょうや国会こっかい議員ぎいんなどに働はたらきかけたいとしています。

グループのメンバーで20店舗てんぽ余あまりのレストランを展開てんかいする松田まつだ公こう太ふとしさんは、「休業きゅうぎょう要請ようせいで外食がいしょく産業さんぎょうは生き残いきのこりが難むずかしい状況じょうきょうだ。まずは、出血しゅっけつを止とめるために家賃やちんを猶予ゆうよしてもらい生き残いきのこりのチャンスをいただきたい」と話はなしています。

老舗しにせおでん屋や 賃料ちんりょうが経営けいえい圧迫あっぱく

都内とないの老舗しにせのおでん屋やでは営業えいぎょうの自粛じしゅくで収入しゅうにゅうが激減げきげんし、入居にゅうきょするビルの賃料ちんりょうが経営けいえいを圧迫あっぱくする事態じたいとなっています。

東京とうきょう 新橋しんばしにある創業そうぎょう昭和しょうわ７なな年ねんのおでん屋やは、ふだんは平日へいじつも多おおくの客きゃくが訪おとずれ週末しゅうまつは予約よやくが取とれないこともある人気にんき店てんです。

しかし、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいを受うけて東京とうきょう都とが不要ふよう不急ふきゅうの外出がいしゅつを控ひかえる協力きょうりょくを呼よびかけたことから今月こんげつ４よん日にちから来月らいげつ６ろく日にちまで自主じしゅ的てきに営業えいぎょうを休止きゅうししています。

この店みせではランチや弁当べんとうの販売はんばいで営業えいぎょうを続つづけることも検討けんとうしましたが、従業じゅうぎょう員いんへの感染かんせんリスクやテレワークなどで町まちを訪おとずれる人ひとが減へっていることから完全かんぜん休業きゅうぎょうすることにしました。

しかし、店みせを休やすんでいる間までも賃料ちんりょうや人件じんけん費ひなどで月つき500万まん円えんほどかかり、ビルのオーナーからは今月こんげつの賃料ちんりょう140万まん円えんほどの請求せいきゅう書しょが届とどけられました。

店主てんしゅはビルのオーナーがローンや固定こてい資産しさん税ぜいの支払しはらいを抱かかえていることを知しっているため、賃料ちんりょうの値下ねさげや支払しはらいの猶予ゆうよの相談そうだんを切り出きりだすことができず、今いまは貯蓄ちょちくを取り崩とりくずしてやりくりしていますが、それも来月らいげついっぱいが限度げんどだということです。

店主てんしゅは「こちらの売り上うりあげが下さがったからというだけで大家おおやさんに賃料ちんりょうを減へらしてほしいというのはいいづらいです。賃料ちんりょうは営業えいぎょうしていなくても必かならず出でてゆくので、救済きゅうさい法ほうがあれば本当ほんとうに助たすかりますし、営業えいぎょう再開さいかいしたときの資本しほんにもなると思おもいます」と話はなしていました。

赤羽あかば国交こっこう相しょう「現場げんばの状況じょうきょうを注視ちゅうし」

賃料ちんりょうの支払しはらいが困難こんなんになっている事業じぎょう者しゃを支援しえんするため、自民党じみんとうが賃料ちんりょうの減免げんめんなどに向むけて必要ひつような法ほう整備せいびを検討けんとうする方針ほうしんを示しめしていることについて、赤羽あかば国土こくど交通こうつう大臣だいじんは、具体ぐたい的てきな内容ないようは承知しょうちしていないとしたうえで、「休業きゅうぎょう要請ようせいによってテナント業者ぎょうしゃが大変たいへん、深刻しんこくな状況じょうきょうになっていて、賃料ちんりょうの支払しはらいが大おおきな負担ふたんになっていることは認識にんしきしている」と述のべました。

そのうえで「テナントの家賃やちん負担ふたんの問題もんだいについては、国会こっかいでもさまざまな意見いけんが出でていると承知しょうちしているし、この状況じょうきょうが長引ながびけば長引ながびくほど大変たいへんな状況じょうきょうになる。現場げんばの状況じょうきょうを注視ちゅうししながら、関係かんけい省庁しょうちょうと連携れんけいしてしっかり対応たいおうしていきたい」と述のべました。