攻撃があった地域のおよそ30キロ北には、南ウクライナ原子力発電所があり、ウクライナの原子力発電公社「エネルゴアトム」は、攻撃を非難しました。
そして、今月24日でロシアによる軍事侵攻から半年となることに触れ、ウクライナの勝利のため国民の団結を呼びかけました。
詳しい状況は分かっていませんが、無人機は司令部の上空で撃墜したとしています。 一方、ウクライナ政府は、この無人機による攻撃についてこれまでのところコメントしていません。 クリミアでは今月9日にも駐留するロシア軍の基地で大規模な爆発が起き、ロイター通信は19日、欧米の当局者の話として、この爆発で黒海艦隊に所属する戦闘機の半分以上が運用を停止していると伝えました。 こうした中、ロシアの有力紙コメルサントは19日、黒海艦隊の新しいトップにビクトル・ソコロフ氏が就任したと報じました。 イギリス国防省は今月16日、黒海艦隊について「効果的に制海権を行使することに苦慮している」と分析していて、ロシアとしては、ウクライナ軍が南部で反転攻勢を強める中、黒海艦隊のトップを刷新することで戦力を立て直したいねらいもあるとみられます。
そして会見で「65万トン以上の穀物や食料が すでに世界の市場に向かっている。すばらしい、感動的な活動だ」と述べたうえで、食料輸出を一層、拡大していく必要性を訴えました。 また「2022年に肥料がなければ2023年には十分な食料がないかもしれない」と述べ、今後、世界の食料価格を安定させるためには、ロシアの肥料などの輸出を再開することも重要だという考えを改めて示しました。
広場には、大勢の家族連れや若者たちが訪れ、戦車によじ登るなどして写真を撮影していました。家族とともに訪れた17歳の女性は「市民が亡くなる中雰囲気は重苦しいですが、破壊された戦車はウクライナ軍の強さを表しています。私たちはロシアに勝てます」と話していました。 長引く戦闘で犠牲者が増え続けるなか、こうした展示によって国民に戦果を示し、結束を強める狙いもあるとみられます。
プーチン政権は、ウクライナのゼレンスキー政権をナチス・ドイツを肯定するネオナチ勢力だと一方的に決めつけ、軍事侵攻の名目の1つにウクライナの「非ナチ化」を掲げており、国防省としては今回の会議を通じて、参加国に侵攻の正当性を主張する狙いがあるとみられます。
ゼレンスキー大統領 クリミアの奪還を目指す決意を示す
クリミアで攻防激化 ロシア軍の黒海艦隊司令部が無人機で攻撃
国連事務総長 ウクライナ農産物輸出再開への活動を視察
ウクライナ 独立記念日前に破壊した戦車など展示
ロシア モスクワ郊外で「反ファシズム国際会議」開催
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる21日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
ウクライナ南部 ミコライウ州 ロシア軍が攻撃 子どもら12人けが