中教審=
中央教育審議会の
総会が
開かれ、
柴山文部科学大臣は、
専門の
教員が
教科別に
複数の
クラスを
受け持つ「
教科担任制」の
小学校での
本格的な
導入に
向けた
検討を
諮問しました。
中教審の
総会に
出席した
柴山文部科学大臣は「
これからの
教師には、
子どもたちの
学びの
変化に
応じた
資質や
能力が
求められる。
一方で、
学校での
働き
方改革を
進め、
教職の
魅力を
高めることが
急務だ」と
述べました。
そして、専門の教員が教科別に複数のクラスを受け持つ「教科担任制」の小学校への本格的な導入に向けた検討を諮問しました。
小学校では教員1人が1クラスを担当する「学級担任制」が主流となっていますが、教科によっては、学校などの判断で「教科担任制」も導入されています。
17日の諮問は、来年4月から、新たな学習指導要領に基づき5年生と6年生で英語が教科化されるなど、より専門的な指導が求められることが背景にあります。
また柴山大臣は、将来の進路や興味に応じて生徒が学べるようにするため、今の高校の「普通科」を見直すことや、文系や理系にとらわれない教育の推進、それに外国籍の子どもの就学機会をどう確保するかなどについても諮問しました。