将棋の
羽生善治九段や
藤井聡太七段など、
8人のトップ
棋士が
平成の
将棋界の
歩みを
振り返る
催しが、
東京都内で
開かれました。「棋
才 平成の
歩」と
名付けられた
この催しは、
元号が
変わるのを
前に
平成の30
年を
振り返ろうと、
日本将棋連盟が
東京都内で
開きました。
平成8年に当時の七大タイトルすべてを独占した羽生善治九段や、おととし、最多連勝記録を30年ぶりに更新した藤井聡太七段など、女流棋士を含む8人のトップ棋士が一堂に会し、まず、このうちの6人がトークショーに臨みました。
この中で羽生九段は、平成の将棋界について「アナログの時代からデジタルの時代に移り変わっていった時代で、今振り返ってみると、それを全部経験できたのは得難いことだと感じる」と話しました。
後半のトークショーに加わった藤井七段は、次の時代に将棋界をどのようにしていきたいか司会者から問われると、「自分にはまだまだ荷が重すぎる感じがしますが、これから強くなって皆様に楽しんでもらえるような将棋を指していきたい」とはにかみながら答えていました。
このほか、2つのチームに分かれて交代しながら指し合うリレー将棋も行われ、集まったおよそ800人の将棋ファンは、棋士たちの白熱した対局に拍手をして盛り上がっていました。
20代の男性は、「豪華な棋士たちの対局を見ることができて、とてもうれしいです。新たな令和の時代には、藤井七段にぜひタイトルを獲得してもらいたい」と話していました。