新たに
即位した
天皇陛下は
午前11
時12
分ごろから
皇居 宮殿で
皇后となられた
雅子さまとともに
即位後初めて国民を
代表する
人々と
会う「
即位後朝見の
儀(そくいごちょうけんのぎ)」に
臨まれました。
この中で
天皇陛下は「
常に国民を
思い、
国民に
寄り添いながら、
憲法にのっとり、
日本国及び日本国民統合の
象徴としての
責務を
果たす」と
天皇として
初めてと
なるおことばを
述べられました。「
即位後朝見の
儀」は
皇居 宮殿の「
松の
間」で
即位に
伴う国事行為として
行われました。
天皇陛下は「剣璽等承継(けんじとう しょうけい)の儀」のおよそ30分後の午前11時12分ごろ皇后さまとともに「松の間」に入られ、儀式が始まりました。皇后さまは皇后として臨まれる初めての儀式です。
皇位継承順位1位の「皇嗣」となった秋篠宮さまと、紀子さまなどの皇族方が続いて入られました。
天皇陛下や男性皇族はえんび服で、皇后さまなど女性皇族はローブデコルテという格式の高いロングドレス姿で、ティアラをつけられていました。全員が勲章をつけて儀式に臨まれました。
天皇陛下は三権の長や閣僚、地方自治体の代表など参列した260人余りを前に、天皇として初めてとなるおことばを述べられました。
この中で天皇陛下は「皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望いたします」と話されました。
続いて安倍総理大臣が天皇陛下の前に進み出て、国民を代表して「天皇陛下を国及び国民統合の象徴と仰ぎ、激動する国際情勢の中で、平和で希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を創り上げていく決意です」とあいさつしました。
天皇陛下は皇后さまとともに退出され、儀式は7分ほどで終わりました。