大手私鉄の「
東急電鉄」は、
駅に
設置されている
切符の
券売機で、
預貯金を
引き出せる
全国で
初めての
サービスを
8日から
始めました。
このサービスは
東横線や
田園都市線など、
東急電鉄の
6つの
路線の
各駅に
設置された、QR
コードの
読み取り
機能を
備えた
券売機で
利用できます。
利用者が自分のスマートフォンに入れた銀行のアプリで引き出したい金額を1万円、2万円、3万円の3種類から選び、表示されたQRコードをかざすと、現金を引き出せる仕組みです。
ゆうちょ銀行と横浜銀行に口座を持つ人が対象で、100円から200円程度の手数料がかかります。
ICカードの利用が広がって切符を買う人が減る中、券売機の新たな活用法として導入したものでこうしたサービスは全国でも初めてだということです。
渋谷駅を訪れた男子大学生は「ほしいものがあるときに現金が手元にないことがよくあるので、便利だと思う」と話していました。
東急電鉄の八巻善行プロジェクトリーダーは「急に現金が必要になった際などの利用が見込まれる。今後、利用できる金融機関を増やすほか、他の鉄道事業者にも導入してもらえるよう調整を進めたい」と話していました。