警察は、事故を誘発したとして逮捕された乗用車の運転手の女を現場に立ち会わせ、当時の状況を確認しました。今月8日、大津市の交差点で、歩道で信号待ちをしていた保育園児と保育士16人の列に車が突っ込んだ事故では、2歳の園児2人が死亡、別の園児1人が意識不明の重体となっているほか、13人が重軽傷を負いました。
道路を直進していた軽乗用車が、交差点を右折しようとした乗用車と衝突して歩道に乗り上げたということで、警察は乗用車を運転していた新立文子容疑者(52)を逮捕し、過失運転致死傷の疑いで調べています。
事故から1週間となった15日、警察は午前中、現場に新立容疑者を立ち会わせて事故当時の状況を確認しました。
これまでの調べに対し「衝突してから相手の車に気付いた」などと供述しているということで、15日は交差点の右折レーン付近で、路上に立って当時の状況などを説明していました。
また、現場には直進した軽乗用車を運転していて逮捕され、その後、釈放された女性も立ち会いました。
警察は、この軽乗用車のものを含む複数の車のドライブレコーダーの提出を受けていて、記録された映像などをもとに事故の経緯を詳しく調べています。