イラン
情勢をめぐって、
アメリカの
有力紙は
トランプ大統領が
今週、シャナハン
国防長官代行に対し、イランとの
戦争は
望まない
考えを
伝えたと
報じました。
政権内での
意見の
違いも
報じられる
中、トランプ
大統領としては、イラン
に対する
軍事攻撃に
慎重な
姿勢を
示したものと
受け止められています。ニューヨーク・タイムズが16
日、トランプ
政権の
複数の
当局者の
話として
報じたところによりますと、トランプ
大統領は15
日、ホワイトハウスで
行われた、イランへの
今後の
対応について
検討する
会議で、シャナハン
国防長官代行に対し、イランとの
戦争は
望まない
考えを
伝えたということです。
トランプ大統領は16日、ホワイトハウスで記者団から「イランと戦争するのか」と問われた際も「そうなることは望まない」と述べました。
イランへの対応をめぐって、トランプ政権内では対イラン強硬派のボルトン大統領補佐官らが軍事攻撃に向かうような計画を進めているとして、トランプ大統領が憤ったとも伝えられていて、政権内で意見の違いがあるとみられています。
アメリカは中東に原子力空母と爆撃機の部隊を派遣するなどして、イランへの圧力を強めていますが、トランプ大統領としてはイランとの本格的な戦争につながるおそれのある軍事攻撃には慎重な姿勢を示したものと受け止められています。