神奈川県の
箱根山で
火山活動が
高まっているとして
噴火警戒レベルが「
火口周辺規制」を
示すレベル
2に
引き上げられたことを
受けて、
地元では
道路が
通行止めと
なるなど影響が
広がっています。
噴火警戒レベルの
引き上げを
受けて、
神奈川県の
箱根町役場は
火口周辺への
立ち入りを
規制し、
箱根山の
大涌谷の
1キロ余り手前に
ある県道に
設置されたフェンスは
閉じられたままで
通行止めとなっています。
フェンスには噴火警戒レベルが2に引き上げられたことを示す看板が掲げられ、警備員が立ち入りできないことを説明していました。
大涌谷近くの売店に和菓子を卸しているという男性は「どうなっているか様子を見に来ました。心配ですけど、収まるまで待つしかないです。4年前の噴火から、やっとお客さんが戻ってきたところなので、神様に祈るだけです」と困った様子で話していました。
一方、大涌谷周辺を通るロープウエーは19日から当面、全線で運休し、その間は代行バスが運行しています。
ロープウエーの乗り場では今後の見通しを確認する家族連れや観光客の姿が見られました。
福岡県から夫婦で旅行に来たという自営業の67歳の男性は「ごはんのときに、ボン、ボンという縦揺れがありました。大涌谷から富士山を見たかったのですが残念です」と話していました。
また、オーストラリアから観光に来たという35歳の男性は「ロープウエーを楽しみにしていましたが、火山活動ではしかたないので、別の手段で自然豊かな風景を楽しみたいです」と話していました。
また、19日午前10時前には、気象庁の職員らを乗せた車が現状を確認するため大涌谷方面に向かいました。