福岡市で80
代の
男性が
運転する
乗用車が
交差点に
突っ込み、
夫婦2人が
死亡した
事故で、
乗用車が
交差点の
手前およそ600
メートルのところで
最初の
接触事故を
起こした
直後に、
急激に
速度を
上げて
暴走を
始めていたことが
警察への
取材で
分かりました。
警察は
正常な
運転ができなく
なるなど体調に
何らかの
異変をきたした
可能性もあると
見て
調べています。
4日、
福岡市早良区で
乗用車が
反対車線を
猛スピードで
逆走し、
複数の
車にぶつかりながら
交差点に
突っ込み、
運転していた
小島吉正さん(81)と
妻の
節子(76)さんの
夫婦2
人が
死亡し、
7人がけがをしました。
警察によりますと、遺体を詳しく調べた結果、小島さんの死因は全身を強く打ったことによる外傷性ショックと分かりましたが、脳梗塞や心筋梗塞など、事故の原因につながるような病気は確認できず、意識があったかどうかも分からなかったということです。
けがをした7人のうち歩道にいた35歳の男性と、交差点で衝突された車を運転していた43歳の男性の2人は、骨折などの重傷だったことが新たに分かりました。
これまでの調べによりますと、乗用車は交差点の手前およそ600メートルのところで最初の接触事故を起こしましたが、この直後から急激に速度を上げて暴走を始めていたということです。
警察は明らかな病気は確認されなかったものの当時正常な運転ができなくなるなど、体調に何らかの異変をきたした可能性もあると見て詳しい運転状況を調べています。